昨日の米国でのフィラデルフィア連銀指数が予想のマイナスから大幅に上昇し、景気後退感を払拭しつつある中で、上海総合株価指数の今年2番目の大幅上昇も米国ダウ平均は大幅上昇期待はあるも穏かな上昇で終わりクロス円もレンジ内の取引で閑散だった模様である。 顕著な動きとなるとドル高気味の動きから、ドル売りへ傾いた流れは変化していない様子である。 依然世界的な株価の戻しが限定的となっていることも一因となっている。

米国の景気低迷の一因である住宅問題では、サブプライムからプライムローンへと質が変化している統計が発表されたことで、これから市場は住宅関連指標には神経質となってくるに違いない。 延滞率の問題はほとんどが失業に関連している為に、この辺の指標も引き続き市場は反応しやすくなるだろう。 米国政府は追加の経済対策を準備するのではという臆測があり、ドル安懸念が再燃する火種ともなりかねないので気になるところ。 国内では衆議院選挙、米国では最近動きのきっかけとなる失業率とイベントを数週間後に控えて身動きがとれないところではある。 あるとすればドル安推移での突っ込みが現実的か、クロス円は来月までじりじり堅調といったところであろうか。

欧州や英国の昨日の指標が良くクロス円は上昇していたが、米国の住宅関連指数が悪く結局行って来いのとなりトレンドが掴みづらい展開となった。 その後米国小売企業の決算が良かった事とショートカバーでダウ平均が上昇し、クロス円は堅調ながらもレンジ内での取引に終始している。 動きを見ているとドル買い、円買いの動きとなっているが、上海株価やその他の新興国株式市場の調整局面を睨んで未だに方向を探っている状態。 株価の下落が顕著になればクロス円はいつでも下落しても良いスタンスとなっており、下値のストップハンティングに出やすい環境である。 この相場では夏枯れとなる可能性もあり、徐々に値幅が縮小し、煮詰まったところでの材料次第での動きとなることも多いので今のところはトレンドを探っている間で逆張りが功を奏するのではないだろうか。 今夜は英国の中銀議事録があるが、機能の消費者物価の上昇と最大限の量的緩和拡大策が限度一杯と見られておりポンド高で織り込みつつあり、ポンドは居心地の良いレベルにあるだけに大きな動きとはならないと見ている。 

昨日はニューヨーク連銀製造業指数が予想の3ポイントを大幅に上回る12ポイントという結果となったが、デカップリングが徐々に現実味を帯びてきている今では上海総合株指数の大幅下落で連れ安となったのは否めない。 ダウ平均は抵抗線であった9160ドルを下抜けてきたために軟調推移の動きが強くなってきたが、それもしばらくは上海株価指数次第となるのだろうか。 中南米諸国でもトリプル安となっており、米国と中国の動きで投資マインドが左右されそうだ。 クロス円も同様に軟調推移となっていてユーロ円は7月から8月にかけての高安値の半値である132.80を30銭ほど下回ったが、すぐに133円台へと戻してからは堅調でアジア株指数のサポートで134円台半ばまで上昇している。 上のレジスタンスは134.50と135.15となっており、特に後者を上に抜けていくと上昇トレンドに乗りやすくなるだろう。 ドル高の動きは変わってなく、対して欧州通貨に売りがかさんでいる。 ユーロドルは、1.4000辺りにテクニカル上のサポートラインがあり、同様にポンドドルは1.6300辺りにサポートがある。 ここらを破って下落するかがドル高トレンドの鍵となっていきそうである。 上海株価総合指数の戻しはあまり強くはなく昨日の売り方の買戻し程度と観測されており、今夜のダウ平均の動きが注目される。 今日は英国で物価指数、ドイツで景況感指数、米国では注目の住宅関連指数が発表される。

先週は米国雇用統計後のドル買いを受けて、ドル買いから欧州、オセアニア通貨売りからクロス円が下落して動きが少ないドル円はあおりを受けての下落となっている。 トレンドとしてはドル高、円高とみなされているようだが、ドル買いとなるとクロス円が売られやすくなりその売りでドル円が下がることになっているのが実情であろう。 背景には雇用統計で薄い相場の中ドル売りしていた向きが買い戻しに入り、米国FOMCで先々の出口戦略へ動きが出てくるとの観測で米国金利上昇からドル買いのトレンドが強くなっている。

それとクロス円の売りは中国株の下落も原因の一つであり、ここの動きも注意する必要がある。 今日も大幅下落で約7週間ぶりの安値であり、直近高値から15%の下落であるから更なる下げがあるのか気になるところである。 更に欧州や英国の指標が予想より軒並み悪い結果となり、ドル買いを助長しているようだ。 クロス円ロングとドルショートの戻しがある程度見られることから、今日のアジア株の下落に見られるように株価指数の下げが始まるとこの流れは強くなるだろう。 もし買われれば、クロス円は下向きとなっているために遅れて買われそうだから、タイミングのずれをうまく利用しての売買が功を奏するだろう。 今日のアジア株の下落も欧米株価指数がしっかりしていれば大きな下落とはならないが、そこが崩れると危険でありテクニカルから見るとクロス円を中心に下向きのリスクが大きくなってくる。 今週はドイツZEW景況感指数を始め欧州製造業指数などが悪化してしまうとドル買いに拍車が掛かる恐れがあり、米国では住宅着工が雇用統計に続くとなるとこれまたドル買いに走ることになろう。 リスクの面からはドル買い、クロス円売りが大きいと見ている。

英国中銀BOEの金融緩和拡大へ、金利は0.5%を維持したものの資産買い入れプログラムを1250億ポンドから1750億ポンドへと増大してしまったことでポンドが急落した。 予想では拡大幅がそれより少ないかまたは変化なしまで織り込んでいたために下落幅が拡大した結果となっている。 欧州ECBもまた政策金利を1%へ据え置いき、その後のトリシェ総裁のコメントで ---- 経済活動は回復が見られるがまだ雇用に対しては予断を許さない、現在の金利水準は適切であるが最低とは断言出来ずまた利上げに対しても躊躇しない ---- という発言がありインフレ圧力は依然弱いという認識もありそれまで買われていたユーロも下落に転じた。 両通貨共に要する利食いとなっただけである。 下げたといってもポンドは3日前の水準、ユーロは若干売られただけであり強いままのような感じがしている、欧州市場にかけてもう少しの下げが見られるかもしれないが今日に限ってはユーロドル1.4290がサポートでここが破られない限り、今夜は結果次第で再度高値を追っていく展開も予想される。  ドル円はここしばらく動意が薄く、全体的にクロス円次第となっている。 強いて言えばユーロ円とユーロドルとの衛星通貨的な動きで終始しておりこの通貨ペアーが動くには米国が利上げするか、貿易黒字が拡大して日本に海外資金が回るなどの理由がない限りは動きが限定されそうだ。

昨日は米国ダウ、ナスダック共に高値更新で約9ヶ月ぶりの水準まで回復した。 原油の上昇一服も72ドルに迫っており、73ドル越えから80ドルの声まで聞かれそうだ。 ドル安だが完全に円安の方が勝っておりクロス円の上げという結果となっていて、最近は欧州、オセアニア通貨の買いにクロス円が同調している。 ユーロドルは1.34を抜けた事で先高感が台頭しており、短期ターゲットである1.4710-30を目指していく公算が大きくなった。 ポンドドルも最近の経済指数の好結果に伴い上昇トレンドを描いており基調は強く、また明日のBOE金利政策委員会で金融緩和に対してのスタンス変更へコメントが出るのか注目される。 しかし反面、ドルインデックスは昨日から若干上昇に転じているため、本日も続けばドル売りに対しての利食いタイミングとも捉えられやすくその場合は欧州通貨といえども重い展開も考えられる。 そうなるとクロス円もある程度の下落は不可避となりそうだ。 米国失業率前だけにテクニカルでは上昇トレンドでも、イベント前の利食い時期を探る展開模索の線も考えなければいけないだろう。

欧州や英国の製造業指数の好転でドル安へ傾斜したが、ドル円は上昇となり、円安も兼ねての推移が続いている。 昨日は、過熱感のあるところからシドニー時間で更に上昇したがさすがに買いつかれと調整で日本市場では売りに反落していた。 しかし、欧州時間に入り製造業指数の好結果を受けて再度上昇に入り、典型的な上昇トレンドを描いている。 これにはヘッジファンドの影響が大きく、トレンドフォローでの売買方針に沿っての注文がほとんどであるから上がって押し目は買いとなる。 特に株式相場や商品へ資金が回っており、好循環となっているようだ。 それに連れてクロス円にもある程度の買いが入りやすく、現物買い需要と相まっての上昇を後押ししている。 ただ下落に転じると追随する動きもあるために下げも早くなりやすいようだ。 現物の方はそうは短期ではないために、下げればある程度の買いが入るであろうから、売買量にもよるが押し目では相殺されやすくもみあいで終始することが多い。 昨年のリーマンショック後は、10月頃から世界的に経済指標が悪化していて今年の2月までは今のところ最悪期と見られており、前年比となるとこの辺との比較となるために大幅な悪化を示す指標が出づらい。 

米国のサブプライム問題から住宅価格の急落がきっかけとなった世界的な景気悪化は、日本のバブルと比較されまた意識されることが多い。 回復を目指し長年掛けてもデフレとなり20年も株式相場の下落トレンドを作ったという前科?を意識しすぎた米国FRBや政府は政権と大統領交代の時期も相まって、これ以上の景気悪化からデフレになるのを何としても止めるべく大量の札束を刷ることとなってしまった。 リーマンショックから信用で膨らんだお金の収縮や住宅ローンを肩代わりしただけではなく、世界的に懸念を共有してしまったために将来への大インフレの基礎はもう出来上がっているのではないか。 株式相場の上昇で投資家マインドが回復傾向にあり、企業業績が後から着いてきて、自動車購入が回復すれば製造業が好転し消費にも火がつく可能性がある。 クロス円同様、なかなか下がらないリスクテークマネーが動き出した事で説明がつくような気がする。 米国はインフレになっても原油取引の制限を掛けて価格を抑えようとしているのは理解できるが、食料価格はそれ以上に重要となるのに放っておくのか、それとも相場が救ってくれるのか懸念は残る。

先週の為替相場は、中国株の大幅下落に伴い先進国でも株式相場の調整売りを警戒してか、クロス円は週前半に下落したものの米国ダウの堅調を受けて後半急激に買い戻されて行って来いの展開となった。 終値は今年の高値に近づく形となり、本日もシドニー時間では欧州通貨のストップハンティングに連れて大きく上昇したが、日本時間に入り利食い売りに押されている。 今日の高値から1円以上下げると再度レンジに戻る展開になりやすく、上げ基調の中の調整相場色が強くなりそう。 ドルでは一旦ドルが見られたが、月末理由や米国金利の低め誘導などで再度ドル売り傾向が強まっている。 リスクテイクの元となる株式相場の下支えとしては、米国の公的資金を受けた金融機関が米国債を積極的に買っており、これが金利上昇を阻んでおり政府への恩返しと見られてはいるが、実のところは公的資金投入の際の政府との合意がなされていたのではないか。 新興国の株価が昨年9月のリーマンショック時の値段を越えていることから、先進国でもそこまでの上昇が期待され始めている。 ちなみに米国ダウは11000ドル、日経平均は12000円だ。 日経平均は今の水準から12000円までは下落が早く出来高も非常に少ない中での動きだったため、上げが加速するのではとの臆測も出てきているようだ。 米国内での消費者物価の低下がコスト安に一役かっている報道も出ており、株式相場上昇の背景が少しずつ増えている中であり、住宅価格の下落の落ち着きと合わせて先行き景気に明るさが出てきたのは大きいだろう。 最後の悪化懸念である失業率に希望が出てくると上昇に弾みがつき、リスクテイクのシンボルであるクロス円が大きく跳ねる下地ともなろうから、ここ1,2ヶ月の経済動向は重視しなければならない。 毎年の米国株式への投信売りが出る9,10月を控えての動きで先読みの鍵が見つかるかポイントとなる時期に近づいてきた。

昨日は、上海総合株価指数の大幅下落をきっかけにクロス円の売りもそうだが、ドル相場の買い戻しが出ていたような相場であった。 ドル売りのポジションがシカゴ等で増加していて、ドルインデックスも今年の最安値まで下がっていた事からクロス円と同様にポジション整理でのドルショートカバーが入っていた様子。 オセアニアドルの買いが強い為に、カナダ売りとユーロ売りのドル買いが入っていたのではないか。 ドイツ消費者物価指数の低下は東西統一以来のマイナスとなったことで、金利の低下とECBの金融緩和への影響が一つの背景ともなっている。 クロス円では、ユーロドルが単独で売られていて、ユーロ円の買いと相まってドル円の買い戻しが旺盛となっていたために他のクロス円は堅調となってしまった。 結果テクニカルでの動きが強かったように思える。 株価との連動はあまりなく、米国耐久財受注の低下から利食い売りが先行したダウ平均も動きは緩慢のままとなっている。 やはり夏枯れ相場に段々近づいているのであろうか、欧州時間での厚いはずの相場がしばしば10-20ポイント理由もなく飛ぶのでそうかなと考えてしまう。 それを吹き飛ばしてくれるのが来週の米国失業率かもしれない。 先月はその前からクロス円の売りが先行し、イベント後に下げが加速した結果となった。 しばらくはユーロドルの売りが短期トレンド化するのかを見極めたい。 サポートレベルである1.3900割れが一つの目安となり、テクニカルではこれでドル売りに変化が出てくるのか難しい局面となってくるのではないか。 
昨日、高値でこつん!ときたクロス円は下落を早めており変動率上昇に寄与している様子。 ケースシラー住宅価格は予想より良い結果となり住宅価格市場底入れの可能性まで示唆されていたが、ポジション整理の途中ではあまり関係ように下落した。 上がる時はゆっくりだが、重力作用?か下がる時は早いものでユーロ円は高値から一日で一気に300ポイントの下落である。 これは恐らくポジション整理と見ており、下値にあるストップハンティングが終われば落ち着いてくると思われる。 株式市場が高値で揉みあえば、クロス円も同様にレンジとなる公算が大きいから、外部要因次第とは言えるが。 先月の米国雇用統計をきっかけに大幅な円高となっているから、その影響が残っており今月は来週の金曜日前までにポジションを軽くしようという意図なのであろう。 来週まではその心理的な状況を生かして、円高方向へ動きやすくはなると思っている。 下値はユーロ円を軸としてみると、131.50付近の半値戻しが一つの目処となっていくだろう。 ここを下回れば130円割れも想定内だが、なかなかそこまでは難しいとは思う。 材料としては、今日の上海株式総合指数が5%超安で引けており、最近になってバブル気味の中国経済への懸念が影響しているだけに、世界的な株価への足かせとならなければいいというところか。 米国ダウ平均も連騰中は出来高が少ない中での上げであるために下げ始めると早い可能性はある。 但し、基本的には金融市場の落ち着きから景気の上げを狙っているところで、 指標などの悪材料や企業倒産などが出てもM&Aや企業活動や消費マインドの持ち直しの流れが強くなっていて、市場のマインド低下となるような動きが既に予想されており打たれ強くなっているのは確かだ。