米国大手証券会社ゴールドマンサックスが証券詐欺罪の発覚から、米国ダウの下げに伴ってリスク回避のクロス円売りとドル売りが一緒に出てからは、上昇トレンドに水を差したようになった為替相場だが、この影響も数日で収まりつつあり再度円安へと動きが出始めている。 今回の事件が為替相場や株式相場の短期買い持ちを減らすポジション整理の場提供になったかは、これからの相場状況によってという事になるだろう。 欧州のギリシャ問題はまだくすぶっていて、アイスランドの火山噴火が英国や欧州の経済活動に与える影響もあるだろう、クロス円は基本的にドル円が上昇しなければ上げていくのは少々きつい感じがでている。 しばらくは材料探しからテクニカルの動きを探る展開で、基本は大きなレンジ内での動きとなるのではないか。 クロス円でいうと、ユーロ円が123-128円、ポンド円は140円から145円の間での動きでトレンド模索となるだろう。

ドル円は、今週中に93円にしっかりと乗せてくると上昇トレンド基調が強まり、95円

を狙う展開が来月にかけて可能だろう。 今日、インドでは0.25%の利上げを実施していて、新興国はバブルへの警戒を怠っておらず、大きく経済が下落基調へと動きだすとは考えづらい。 米国との距離を一定に保っていれば、うまく経済運営が出来るのではないかと思っているので、商品相場の堅調さは続きそうだ。

 中国の第一四半期GDPが予想以上の伸びたことから、準備金利の引き上げ観測が台頭したこと、更にギリシャ国債のスプレッド上昇からリスクマネー縮小の動きでユーロ円を筆頭にクロス円全般に売りが殺到した。 ここしばらく上昇基調にあったため買いのポジションも膨らんでいたようで、手仕舞い売りが出たようである。 まさにキャリートレードが行われている様子が伺える。 米国のモルガンスタンレーがギリシャのユーロ離脱というコメントからユーロドルの買いも吸収されてしまい、下落基調に転じているのはまだ不安定な要素を残している証拠である。 テクニカルがファンダメンタルによって崩された格好である。 大きくは中国経済のバブル懸念という背景が少しずつ大きくなっている感じがあり、原油や金価格が売りに押されており、そのためカナダ円や豪円も売り対象となっているようだ。 チャートで見るとカナダ円は92円を抜けると下げ基調が強まり、ニュージーランド円は小さなダブルトップで軟調気配、豪円はめったに形作られないヘッドアンドショルダーに似通った形状となり、とりあえず85.70は意識されよう。 また金価格も直近の下値抵抗ラインがあと10ドルまで近づいており、ここへのトライがあるのか注目されよう。 今夜の米国住宅着工は結果次第で、ドル売り材料にされるとクロス円共々下落の可能性がありそう。

数日前から感じていたのだが、東京時間ではユーロドルの堅さが目に付いている。 最初は明らかにユーロ円の売り玉が出ているようで、ドル円、ユーロドルが同時に下げ始めるのだが後にユーロドルだけ上昇し、ユーロ円は引き続き軟調さが変わらずの場合はドル円が下げてしまう。 他のクロス円にも多少売りが出ているのも原因だが、ユーロドルの下値には買い需要がありそうな感じがしている。 ギリシャの国債入札に絡んでの買いがあるのかはわからないが、チャートを見ても今週に入ったからは1.3550を底にしてゆっくりだが上昇基調で、下値の堅さを見て取れる形となっている。 上昇が早いと落とされるが、これはクロス通貨であるユーロポンドやユーロスイス、またユーロ円絡みのヘッジ売りと思われる。 


昨日のバーナンキ議長の議会証言では、金融緩和策を長期に続ける発言があり、米国金利は下落となりドル売りとなっている。 株式市場はこれを好感、またモルガンスタンレーの好決算も相まって、年初来高値更新となっていることでクロス円は上昇している。 その中でのドル円の堅調さは、クロス円の買いに支えられていてどうも単独の買いではなさそうだ。 FRBが長期の金融緩和策を言及していても、米連銀地区報告であるベージュブックでは大半の地区で経済活動が先月から強まっていることで全般では堅調な景気回復であるために数ヵ月後のニュアンス変更が予想される可能性が大きく、大きくドル売りに傾く状況でもない。 しばらくはクロス円を中心に堅調な相場が続きそうだ。

 ギリシャ支援が固まった事で1.36台後半まで上昇したユーロドルだが、欧州市場に入ってからはじりじりと利食い先行の動きとなり、落ち着いた動きに終始した。 さすがに買いすぎ感が出ていたようで、支援に対して欧州勢はまだ不透明感を拭えないようだ。 ただダブルボトムからの上昇であるために短期で見ると底打ちで下値不安はだいぶ解消されてきたと思われる。 1.35台で下値を固める動きとなればひとまず1.38までの上昇は見込める。 支援内容が財務赤字をカバーする2兆円以上であるために、不透明感が何であれ次第に安心感は出てくるはず。 今回のユーロ売りは相場のテーマとしてギリシャがクローズアップされてしまったための大きな要因であったが、それがある程度収まると次のテーマを探しに行くのが相場である。 次がスペインになるのか、米国財政赤字の拡大から中国元切り上げとなるのかはまだわからないが、不安要素をダシに使われるような材料をどこの通貨圏が出してくるのか注意してみていく必要がありそうだ。 不安要素があまりないとすれば、日銀や日本政府のデフレに対する姿勢からキャリートレードからクロス円の上昇という円安妙味に現実味が帯びてくることもあり得る。 今日は、人民元の切り上げや株価下落から円高に振れておりドル円は93円割れとなっていて、92.30-40のサポートラインまでの下落余地が考えられる。

 先週は、ギリシャを中心とした噂や支援策への内容とかで乱高下したユーロだが、先週末300億ユーロ(約3.8兆円)の支援を決定したことで、本日寄付きからユーロが急伸した。 ユーロドルは日足で見るとダブルボトムの形となっており、1.38台のターゲットまで上昇する足がかりが出来た。 このレベルを回復すると堅調さが増し、マーケットのストップハンティングの動きが強調されそうで、1.4の大台手前までの可能性が出てくる。

これで短期的には安心感が生まれ、今日行うギリシャの国債入札も需給面が好転しそうで、金利低下を促がすものになる可能性が大きく、ユーロへの支援材料となりえるだろう。 ただユーロはポジション整理で買戻しはあるだろうが、まだここから積極的に買いポジションを持つまではいかないだろう。 ユーロ円の動向としては、130円まではユーロドルが堅調となっても輸出勢のやれやれの売りが結構出てくると思われるため、ドル円が上値を重くしそうだ。 欧州株式の上昇がきっかけで、世界的に波及すればある程度のクロス円の上昇はあるだろうが、ユーロ円の128円台から上は徐々に上値の重さを感じられ、上昇するにも時間が掛かるだろう。 

 昨日の米国債入札が低調で利回り上昇からドル買いに振れていた為替相場だが、FOMC議事録での早期の利上げリスクへの懸念があるとしてドル売りとなって上昇分を吸収した格好となった。 欧州では、EU連合がギリシャ支援の内容修正を求めた動きからギリシャ国債とドイツ国債の利回り格差が拡大したことで、ユーロ売りとなっている。 ドル円で言えば、FOMCのニュアンスにタカ派への動き、つまり近い将来の金利上昇への布石となる言及があると見なされて1円ほど余計に上昇していたために、約1円下落したのはポジション整理ということであろう。 ここのところクロス円の上昇が、ユーロの下落からのショートカバーと世界的な株価上昇や商品相場上昇でリスクマネーが優勢となり、米国の利上げが早まるとの見方でドル円が上昇したことによるために、ドル円の下げに連れてのクロス円の同調も戻しとみてとれる。 ユーロだけは弱めの推移で、豪ドルやポンドドルは上昇トレンドとなっており、対ドルではなく対ユーロ通貨の買いが今の中心トレンドではないだろうか。 ユーロポンドは、0.91台から下落が続いており、ユーロスイスもスイス中銀の介入でなんとか支えてはいるが、底レベルでの推移となっており上は重い感じである。 このままクロス円が上昇するにしても、これからユーロ円だけは比較的時間が掛かる状況となるであるのではないか。 

 イースター前から欧州通貨を買っている筋がイースターが明ける前の昨日から利食いに入っていると思われ、豪ドル、豪円以外は売りで下がっている。 豪国は0.25%の金利引き上げを決定し、強い景気が継続していることで近い将来の利上げを予想している向きが増えていることから底堅い動きが続いている。 休み明けの米国株式市場で昨日ダウ平均が上昇し依然強含みの相場付きを見せているところから、なかなか下がらないクロス円かと思われたが、さすがに過熱感もあって下落に転じている。 クロス円の売りというのは、ユーロドルの下げもそうだがドル円も一緒に下落していることから証明できる。 日経平均が少し下がっただけで、ユーロ円は127円台から125円台まで下がるのだから下げは早い。 121円から上昇している急角度のウェッジ型のトレンドが崩れたことで一旦は下げがありそう。 しかし、世界的な景気回復によって商品相場の上昇は続いており、米国の金利動向を睨んでのもみあいから更なる上昇への期待は高まってきそうだ。 シカゴ先物市場で、月末時点でのユーロの売り越しが多かったところからの買戻しであるが、基本的にユーロへの売り圧力は継続すると考えており、欧州企業との決済で国内輸出企業の売りが多いユーロ円はクロス円の中でも上昇幅は限られてくるのではないか。 ポジションが軽くなってきたところでの今夜のFOMCには十分注意が必要だろう。

 欧州、英国、米国と主要市場が休みの中での重要な経済発表は、最近の米国雇用統計予想があまりにも当たらなかったので、市場参加者もあてにならない予想であるために、自分で悪いとか良いとかの予想をして相場に向かっていた感がある。 それと反して、結果はほぼ市場の予想通りで新味に欠ける背景は、今日のオバマ大統領の雇用統計に関するスピーチに合わせたのか、タイミングが良かったようだ。 今日のさすがのスピーチ内容は、雇用が復活している事、医療改革法案は高所得者ではなく一般の人々に恩恵があるというもので、自分の案を理解してもらうために米国経済は堅固であるなどと、うまいリップサービスにほかならない。 しかしマインドを重視するのには、米国の世界経済に対しての責任が感じられる。 この国民が世界の最大消費をまかなっている事実は、未だ中国も欧州も追いついていないことでわかる。 米国民の消費活動を活発にさせるためにも、リップサービスは必要であり、景気は“気”であると言われるように安心感をもたらす意味でも意味があると思われる。 国民を一体かさせる意味では、トヨタへのバッシングは致し方ないのであろうか。 悪い、悪いと言われるよりは、良くなると思って生活する方がストレスは半減し、活動的になるはずだ。 スポーツ界では、イメージトレーニングの場に於いては、失敗の記憶は全て無くし、成功体験のみ覚えるようなトレーニング方法が有効であるのは事実間違いないことである。 自分を追い込むより、開放させる方が結果良くなる事を先人、達人は知っているのである。 


ちと相場の話からはずれてしまったが、雇用統計の結果後に利食いでドル円、クロス円が下落しその後に上昇の流れに戻っているのは、過熱感や高いというレベル感で売りから入るショート派が多くいるからであって、上がると買い戻すというパターンにはまりポジション的にも大きな売りで押さえる玉がなくなり、上値を追いやすくなる。 期初からの投信の買いは、期末にある程度打ってしまった輸出企業のオーダーが減った後の相場であるために、需給でも上を追いやすくなる。 更に米国ダウの上昇は、リスクテイクのキャリートレードが復活するのもこの金利差では致し方ないのであろうか。 この流れの中で、買えば儲かるという動きが出てくると、今度は利食いで下がっていく。 相場は生き物、活動的に前向きな相場と戦うのは大変だが、それは市場心理の逆をついてくるからチャートとよーく睨めっこして考えよう。 来週の前半は円安でも、後半は息切れから売りとなると予想している。 そのタイミングはあっという間に訪れる、下げに転じるのを当てるのは本当に難しいのでご注意を。

 年度末要因で日銀が資金を潤沢に市場に流していることで、短期金利が低下しているのが今月の円安要因の一つに挙げられる。 93円を越える円安までは読んでいなかったが、今週末に発表される米国雇用統計で雇用が改善されるとの見方もあり、ドル高の流れとなったことでドル円の上昇が大きくなっている。 クロス円もそれに連れて上昇しており、ユーロ円は125円をあっさりと越えてしまっている。 輸出勢も売りはある程度はあったと思われるが、それにしてもドル高というか円安という流れが強い。 米国の市場金利が上昇しており、欧州の長期金利は比較的安定、オセアニアや新興国は上昇気味となっており、日本の金利が低い事でキャリートレードが囁かれていることも円安にフォローの風が吹いているようだ。 明日は新年度となり、早速日銀短観が発表され、米国雇用統計を金曜日に控えてのポジション取りを見ておく必要がある。 流れをジックリ追い、実需以外の短期ポジションの傾きを予想しながら経済指標に備えていく必要がありそうだ。

再度ユーロが売られている。 ギリシャが欧州連合からの支援を得られない為にIMF国際通貨基金へ救済を求めている可能性があるとして、収まりかけていた問題が再燃する事態となっているようだ。 どうもEUがはっきりしないのが原因か、恐らく各国の意見相違で足並みがなかなか揃わない事が大きいのではないか。 ギリシャの他にも南欧諸国のスペインやポルトガル、イタリアも債務問題が拡大している事から簡単に支援が出来ない状況だとは言える。 これら全ての国へ資金を簡単に回すわけにはいかず、各国へ厳しい赤字財務削減への取り組みを促がしていくしかないのか、今はユーロ連合の試練の時かもしれない。 それを嫌気したのか、テクニカルでも年初来高値を抜けてきた事で売りが出てこともあって米国ダウが下落し、クロス円下落を後押しした格好となっている。 なかなか上昇トレンドが描けないユーロ円であるが、チャート形状がめったに達成されないヘッドアンドショルダーとなっており、一旦は下値模索の展開に妙味が出てきそうだ。 先月の初めの安値である120.70付近が短期ではターゲット、次に119.70辺りを下抜けるとまた下値波乱がありそうだが、なかなか達成されないこの形状だから頭の隅にでも置いておくだけでも良いとは思うが。 ユーロはまだ当分は上昇トレンドを描くのは難しい情勢となってきている。