本日は最大イベントのFOMCが深夜に行われ、リーマンショック後では第2段となる量的緩和策が示される予定となっている。 予想では資産買取額に注目が集まっており、長期国債購入への5000億ドルが中心値でとなっていて注目されている。 市場はこれをベースにしてインフレ懸念も出てくると予想しており、先週は30年債に大きな売りが出て金利上昇となり、短期金利とのギャップが大きく拡大することもあった。 その後FRBが長期債まで購入するのではという噂でギャップ縮小となっているが、将来のインフレ懸念に繋がると予想する向きも徐々に増えている。 その手法には、元FRB議長で現在経済再生諮問会議長であるボルガー氏や大手債券運用会社PIMCOのビルグロス氏などが批判しており、ドル安の更なる進行とインフレへの警告を発している。 緩和実施に於いては、それらの批判は関係ないが状況次第では次なる策もあるという発言があるとドル安に歯止めが掛からなくなり加速する恐れもあり、気になるところだ。 ドル円は史上最安値まであと僅かと迫っており、トヨタ、東芝、ソニーやパナソニックなどの企業が設定レートを円高水準に引き上げたにも関わらずこのレベルで推移しているのはイベント前でのポジション整理があったにせよ底はまだなのかと思ってしまう。 もしドルの買い戻しがあっても上値の重さを確認後、再度蒸し返されやすい背景として他の輸出企業への憶測も考えると、第3弾への言及は相場への影響が大きいので注目されよう。  今日は文化の日で皆さん休養されているのに、大きなイベントが夜中では明日の活動にも影響が出てしまう、寝不足注意報が出ておりますので風邪などには気をつけましょう。

 今週のFOMCに向けてのドル安がなかなか止まらない。 逆に金融緩和期待で世界的な株価は好調で、これまで円高で軟調気味だった日本株も為替は無視しながら底堅い動きを見せている。 クロス円は対ドル通貨次第の動き、ドル円は今日も先日のガイトナー発言時の再来のような暴騰となり、介入警戒感をあらわにしている。 中身はアルゴ系ファンドのミスヒットのようだが一瞬の動きに介入だと追随した向きもいたのか、マーケットストップもある程度は巻き込んでしまったのであろう。 もしミスヒットであればその間の取引は無効になるはずだが、要因が不透明であり顧客の取引は有効化される。 現在は元のレート近くである80.40-50での推移となっているが、上値の重さは変化がなく先週パナソニックやソニーが設定レートを円高に設定したために、余計下値の可能性を予想する専門家が増えている。 今日も介入の噂で短期はドル買いとなっており、マーケットはそれが下値模索の原因となるかもしれない。 明日までに最安値を更新する可能性は7割以上と見ている。 FOMCで金融緩和拡大幅や次の第3弾への言及次第では、短期ドル買い戻しとなる可能性もあると見ており、そうなれば再度時期を探るのに少し時間がかかるかもしれない。 予想通りであれば超短期的な買戻しで終わると思っているが、それもドル売りポジションの傾き次第であろう。 また今週金曜日は米国雇用統計であるために、それの悪化予想へのドル売りポジションもFOMC後は出てくるのかもしれない。

あるブログでのの抜粋であるが、バーナンキ議長の性格を知るためにも面白い話であった

ウェールストリートジャーナルからの記事だそうだ。

バーナンキ米FRB議長を知るための「ミニゴルフ」論

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長率いるFRBが来週開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、段階的な国債購入計画を発表する見通しである。FRBは2009年の国債購入決定に際して採用した「衝撃と畏怖」のアプローチではなく、景気回復のペースや購入拡大のコストをめぐる不透明感を考慮して慎重な戦略をとるだろう。このアプローチを理解する助けになりそうなのが、バーナンキFRB議長が2004年の講演で引用した経済学者ウィリアム・ブレイナードの論文だ。

 当時まだFRB理事だったバーナンキ氏は「漸進主義」と題する講演で、エール大学の経済学者ブレイナード氏の論文を引用して、政策立案者は政策決定に当たってどのような結果を招くか確信を持てない時は、「ゆっくりと慎重に」行動すべきであると説いた。

 ブレイナードはこの論文で、「政策立案者は、政策行動が経済に与える影響がどうなるか分からない時は、影響を正確に予知できる場合よりも慎重に対応し小刻みに政策を調整するのが適当だろう」と指摘、ミニゴルフを例に次のように述べた。

 「ミニゴルフのゲームで、首位に立って最終ホールを迎えたことを想像してみよう。ほどほどの打数でプレーを終えられればゲームに勝てる。ところが、何かの理由でパターに慣れず、どの程度力を入れればボールをカップに入れられるかわからないとする。勝つ可能性を最大限にするにはどうすればいいか」

 「こうした状況では最善の策は慎重になることだ。パターにボールがどう反応するのか分からないのならば、ボールの反応を正確に予知できる場合よりも軽めに打つべきである。慎重に打てば、第1打はショートする可能性が大きい。だが、パターの反発力が予想より強ければ、いつも通り打ってもボールに勢いがついてカップを外して転がっていってしまう。致命的な一打を避ければゲームに勝てるならば、短いパットを続けた方がいい。漸進主義で行動せよ」

 もちろん、この漸進主義に関する議論は、FRBが政策金利を上げたり下げたりしていた時代のものだが、基本は今も同じだ。今後もゴルフに関するコメントに注目しよう。

以上。

(今のバーナンキ議長がパットを大きめに打とうとしており、それはリスクの度合いに対しての面白い例え話である。 私が考えるに、議長はリーマンショック以降にもう既に強気のパッティングを続けており、余程返しに自信があるのであろう。 返しがストレートラインならいいが、下りのスライスだと外す可能性は大きいのかも。 今まで強めにフックラインを打っていて、いきなり下りのスライスだとまず入らない可能性が大きい。 ゲームは最初から全て繋がっているように思えるが。。。 運良く入っても、次の議長に問題が先送りされる、それがグリーンスパンの時であったはず。 小手先で短期の問題を回避する回数が多ければ多いほど、長期で見ると迷路に入りやすく、その場合は抜本的な改造が必要となる。 それが長期低迷経済となければいいが。)

米国住宅指標のケースシラー住宅価格指数は予想を下回りクロス円の下げに繋がったが、消費者信頼感指数やリッチモンド製造業指数が予想を上回り、下げた分は回復している。 地区連銀総裁の面々から国債購入枠に対する批判が出ており、先行きのインフレ懸念に繋がるという意見が多いために、米国20年債が売られて利回りが上昇していることで短期金利との差が広がっており、ドル買戻しの主因となっている。 短期筋はドル買い戻しのタイミングを計っている気配も出ていて、来週のFOMC後の動きを読んでの手仕舞い売買をしているのではないだろうか。 昨日は何の理由もなく、午後5時くらいから全般にドル買いが始まっていることで理由は後付けとして報道されているような気がする。 mさか野田財務相のコメントが引き金になったとは思えないが。 今ある程度ドル売りポジションを手仕舞うことで、FOMC後の更なるドル売りを促しやすくはなるだろう。 しかし、材料で尽くしのタイミングとも捉えられるためにそろそろドル買戻しの動きが大きく出てもおかしくはない。 そのトレンドを読み取るには、情勢やファンダメンタルより短期のテクニカルから見ていくのが早いだろう。 ユーロドルは1.40越えを2度やっているが、その都度落とされて1.38台半ばまで下落している。 最初に先日の高値1.41台からの戻しが1.3700付近であり、このレベルの抵抗は大きいであろうが下抜けると下落基調への動意が強まるかもしれない。 その時クロス円に大きな変化がなければ、ドル円は82円台でもみあう形で輸出の売りを吸収していく可能性が大きい。 反転のタイミングを当てるのは相場では一番難儀だが、その予兆を見つけるのはそう難しくはなく、それが本格化されるかどうかが判断しづらい。 これを一つの目安として、反転のタイミングを3割から6-7割程度まで変化させてポジション取りをしていくことでリスクを減らすことにもなるはずだから、可能性は少なくとも頭の片隅には置いておこう。

昨日のドル下落は、G20会合での合意が全く成されなかった事への市場の動揺を誘う動きと見なされやすいが、実際はFRBの量的緩和規模が大きくなりそうだというレポートが出回っていた事やトヨタが80円に設定したことでのドル円の下げが強調されたようだ。 ユーロドルは1.4080まで上昇した後に下げを急にして利食いが出ているようで、短期のドル売りだったことを示している。 ドル円は最安値が目前まで迫っていることから投機的な円買いも出ているようだがまだそう大きい規模ではなく、急激な下げは介入警戒が出るので穏やかに動いている範疇の中にある。 ドル円の下げはテクニカルでは短期で過熱感が出てもおかしくはないレベルまで下がっていることから、若干の揺り戻しがあるかもしれないが、輸出勢の厚い売りで一定期間調整しても上値は限定されそうで、抑えられれば月末要因のドル売りがあって下値模索の循環となりやすい。 欧州政府側はユーロに対しては高すぎると表明しており、ドル安へのけん制をしているためにユーロの高値も重いようで、クロス円がその分軟調推移となっている。 まだダウ平均などの株価が堅調推移をしていることでサポートになっているが、これが崩れると下げ余地が大きくなりそうで注意が必要か。 今夜は米国で住宅価格指数がケースシラー指数共々発表される。 中古住宅物件の売りがスムーズにいかない状況の中、ここのところ比較的若干良い指数となっている住宅関連に多少なりとも復調の兆しが出てくるのか注目されよう。 

 今朝方発表されたIMM通貨先物取り組みは、総体的に見るとドルの売りこし額が減少し、スイス買いや円買いポジションも縮小し、ポジション調整のドル買戻しがあったことを証明している。 しかし買戻しはやや減った程度で、米国FOMCに向けドルショートポジションを保有している投資家が多いままでドル先安感には依然変化がない。 トヨタがドル円80円に想定したことは輸出企業への一つの目安となり円高要因となろう。 G20では、テーマの通貨安で中国の貿易黒字への懸念が出ていて、経常黒字4%未満への規定を求める意見や介入への非難も出ていた。 しかし明確な設定は次のサミットへ持ち越したようで、これから各国の政治的な動きが出てくると思われる。 全体ではドル安と元高への非難のようだが、間接的に介入へも関わってくるために日本としては実行へ躊躇せざるを得ない状況となってくる。 ドル円の最安値まであと1円少しばかりとなったレベルでこの状況ではなかなか流れを止めることは難しい。 来週のFOMCまで80円台を持ちこたえればなんらかの動きが出てくる期待もあるが、その前に下落してしまうと78円前半まではあるかもしれない。 79.75円より下のレベルは始めての相場となるため、どこまで深押しがあるのか見当がつかないが、大きく動けば他国も文句はいいづらくなり投機的という理由での実弾はあってもおかしくはない。 相場展開で見るとユーロドル上昇の中で押されてドル円下落となる状況では介入の動きは期待できないのではないだろうか。 クロス円も含めて円独歩高となるまで介入は控えるであろうが、他国の反応を見るためにも試しにやってみればいいのではないか、言い訳はなんとでもなるだろうと思ってはいるが。 今週はドル中心の相場が続きそうで、引き続きユーロドルが中心となるが、米国株式市場が高値更新を続けているために訂正売りとなるとクロス円も落とされる可能性もあり、その場合は若干相場の流れ転換があるかもしれない。

今朝方ウォールストリートジャーナル誌のインタビューで、米国ガイトナー長官がドルはユーロや円に対してこれ以上低くなる必要はないとの発言があったことで、ドル円は81円丁度付近から一気に82円手前まで急進したが、その後は大きく戻され元のレベルへと回帰している。 これでドル高となるどころか82円の重さ確認ともなったことで軟調推移の展開となりやすく、下攻めの動きが出てくるのではないか。 昨晩カナダでは本国通貨はドルに対して切り下げ容認発言も出ていて、シンガポールの件と同様にドル安容認の動きへの同調という思惑からドルは再度売られやすくなっており、G20以降の動きには注意が必要となってきた。 ガイトナー長官の発言はリップサービスに過ぎなく、本音ではドル安でもいいと思われていることは市場が見透かしているためにドルへの評価は変わらないであろうから、日本サイドとしては困りもの。 とりあえず姿勢を見せるためにもG20後に79円台があれば介入の可能性が強まってくるが、75円辺りまで放っておいてドル安への批判を強める戦略の方が実際戻りの速度は早いのではないか。 今日の日経新聞一面で報道があったようにNTTデータが米国の企業買収で1000億円を使っていて、これはドル買い需要。 もし円高が進んで10社同じ件があれば1兆円となり介入にも匹敵する規模となり相場にはある程度の影響があるだろう。 政府も早く法人税引き下げを実行し、円高基調のうちに外国企業の進出を促して雇用に好影響を与えるなどもっと素早く出来ないものか。 米国FRBバーナンキ議長が金融緩和に対して積極的な意思を見せているために、他国が何をやってもドル安傾向へ傾きやすいが、相場があまり期待し行き過ぎることから反動があるところまで過熱感が出てくるところまで行くのかどうか、ボラティリティーが上昇しだした今はそこまで考えが及んでしまう。 そこまであるとすれば、ユーロドルの1.5とドル円の75円であろうか、計算するとその時ユーロ円は112円台の推移となる。 欧州からドル安への文句が増えてくれば越したことはないが、まだそのレベルに達するまでは時間が掛かりそう。 また英国は米国と政策面で同調しているので、通貨安へ向かっている様子でユーロポンドの堅調さがそれを証明している。

ここのところドル円は意図のない通貨ペアーのような動きで、どちらかというとユーロドルと連動していて全体のドルの動きに連れているだけのようだ。 クロス円は、ほぼ対ドル通貨の動きと共に動いており、ドル円のレンジ化が強調されている。 昨晩カナダのフレアティ財務相は、各国の介入に対して批判を浴びせ「この種の為替介入は報復や貿易制裁といった行為につながるため、世界的に回避することが望ましい。米議会でこのような動きが見られ、今後一段と広がる可能性がある」と述べたにも関わらず反応が全く無かった。 ドル買戻しの動きが継続されているが、ドル円に限って言えば輸出企業が採算レートを80円台の円高に設定する動きがあることが上値を重くしていきそうで、上昇するには時間が掛かりそうだ。 81.65-75辺りにマーケットのストップ観測があり、ドル買い継続の流れでこのレベルを試しに行くと82円台もあり得るが重さを確認する動きとも重なるので、そこからの買いは慎重さが必要だろう。 
米国は基軸通貨のドル安で企業業績が上向いており、欧州と同じ策に出ているのかダウ平均は年初来高値更新で投資家の懐は潤ってきているのは基軸通貨のなせる業。 介入も批判され難しい立場の日本は、ドル安に対して少なくとも文句は言っておくべきで、米国から尖閣諸島へのサポート発言なんていらないように思える。 各国が時国の利益の為に走りすぎていることを考えると、“日本よバブル再び”などと思ってしまう。 間違った動きが、次の間違いを作り、ひずみを戻すのに違うところをいじってしまい迷路に入るのはゴルフスイングだけの特権だったのに、世界経済までもがそうなるとは。 迷路に入ったゴルフスイングを正しく直すには、改造しかない。 経験から言わせてもらえば、改造は性格が変わるほどに難しいが、ボールを打ったり筋トレするよりイメージトレーニングだけで随分変わる。 経済は、まず景気の根本である国民の気(将来に対する良いイメージ)を上げるよう政府にエンターテイナー振りを発揮してもらいたい。 そこにシナリオを作って演じられる事が出来るのは政治家だけであるから。 

ドル安材料がある程度出尽くし、米国金利低下を市場も相当織り込んでいく最後の材料でバーナンキ議長のスピーチ待ちだったようで、それまでドル安が急速に進んでいた。 スピーチの内容は予想通り、雇用への懸念が拡大すれば更なる金融緩和の可能性があると示唆しており、それがきっかけでストップハンティングに出たドル相場だったが、テクニカルの過熱感から買戻しどころを探っていた投資家も多かった様で、その直後に発表された小売売り上げ指数と、ニューヨーク連銀指数が予想を大きく上回ったことからドルの買い戻しが始まり、相場は反転となった。 その後じりじりと値を戻したドルの中で、ユーロドルの動きが激しく、一瞬値が飛んで高値1.4160付近を付けたところからの急落となり、数時間後には1.40を割れるという乱高下となった。 1.40付近ではもみ合いが見られたが、1時間足チャートでダブルトップ形状がはっきりと現れて売り優勢の展開となった。 豪ドルとカナダドルがターゲットのパリティを達成したところでの戻しとなったために、各通貨が対ドルで達成感が見られたのも好タイミングとして表れている。 結局先週、ユーロドルは1.39台後半という前日の安値を下回って終わったことで、テクニカルから一旦高値示唆していることが今日の下落に繋がっている。 ドル円の戻しが鈍く輸出勢の売りもあって上値を抑えられていることで、クロス円の下落に繋がっている。 クロス円はここのところ対ドル通貨の上昇と、ドル円介入警戒感から連動して上昇していたことで、ある程度の利食いもあったかと思われる。 

 今週は、週末のG20に向けてのポジション調整から今度は変動率(ボラティリティ)上昇でストップハンティングを仕掛けやすい展開が見込まれ、ドル買い戻しからの突っ込みで戻し幅次第では、そのレンジ内での速い動きとなりそうだ。 ユーロドルは1.3800辺りにサポートが2つほどあり、短期でも重要なレベルと見ているから簡単には突破しないであろう。 ここを破るとなると、1.36台までの可能性は出てくるがあってもイベント以降か。

 昨日は、米国ダウ平均上昇で若干のドルへの買戻しが入ってドル安一服となっていたが、本日シンガポールでMAS(金融管理局)がドル安に対応するためにシンガポールドルの許容変動幅を拡大させたことで、一気にドル売りへ転じた。 米国FRBが金融緩和拡大を練っているという背景の最中であったために、ドル売りの材料としてクローズアップされてドル売り仕掛けが入った模様。 まさに1987年のG5,G7を経て大きくドル安に振れた環境に似通っていて、G7で通貨安への批判があり、次のG20が控えている歴史的な事もドル売りへと連想しやすい相場となっている。 今日のドル売りは投機的であったことで、欧州市場後半に米国の物価指数上昇を背景にドルが買い戻されている。 投機資金は、スイスから金や円に向かっており、ドル安の流れを止めることが難しい情勢は続いている。 しかし、仕掛けが続くことになると各国の本格的なドル買い介入やドル安への批判が米国へと浴びせられる可能性も否定できなくなるから、これから一辺倒なドル安に追随するのは危険ではないだろうか。 カナダドルは再度パリティー割れ、豪ドルはパリティーまであと僅かまで迫ってきており、これらの国の輸出に大きく影響を与えてくるだろう。 節目の数字で各国が為替相場にどう対応するかが注目されてくる。  

 ドル円は、じりじりと値を下げて81円のバリアーを割ったところでの買い戻しとなっていて、81円はテクニカルからサポートされやすい。 ただこのレベルでは79.75の安値は視界に入っており、現在投機マネーの大きさから言ってそこまで持っていくのは難しくはないが、最安値更新となるとなかなかやらないとは言え介入にも気をつけていく必要が出てくる。 ユーロドルの上昇もやりすぎの感は否めないが、政府筋の買いが入っていると意外高する通貨ペアーだけにどこで止まるかはわからない。

 

FOMC議事録が金融緩和へ肯定的となったことでドル売りが進み、株価も堅調さを取り戻したことで、それまで利食いから軟調推移だったクロス円の上昇となった。 ユーロ円は一時113円割れから114円後半までと急な戻しとなったが、テクニカルと警戒感でユーロドルに売りが入り113円台まで下落している。 昨日のニューヨーク市場でウェーバードイツ連銀総裁が「ECBは全ての緊急措置が終了する前の利上げも可能」と発言したことで、下落基調のユーロを下支えしたが1.4の大台は全般にユーロ高への言及もあったことでそこに近づくと押されてしまう。 各国が通貨安への批判をしているが、結局は1987年のルーブル合意のように通貨安で輸出企業を助けたいだけ、それから内需にとりかかるしかなくなっている状況は今でも変わらない。 先進諸国は、暗に中国を中心とした新興国に対しての批判だが、なんともニュアンスに苦しむ曖昧さではないだろうか。 曖昧なだけに日本も介入に躊躇してしまう、欧米は自分らも通貨安を演じている主役なのに。 この流れは、日本がバブルになった直接の要因である円高の行き過ぎと今の中国の人民元と似ている状況となっているが、それが分かっているだけに中国としてはやんわりとかわしたいはず。 もし受け入れて変動幅を極端に大きくすれば、歴史は繰り返すことになろう。 自分らで始めたのだから、米国は痛みを伴って自分で解決するのが筋だとは思うのだが、基軸通貨国の強みである。