今朝方発表されたIMM通貨先物取り組みは、総体的に見るとドルの売りこし額が減少し、スイス買いや円買いポジションも縮小し、ポジション調整のドル買戻しがあったことを証明している。 しかし買戻しはやや減った程度で、米国FOMCに向けドルショートポジションを保有している投資家が多いままでドル先安感には依然変化がない。 トヨタがドル円80円に想定したことは輸出企業への一つの目安となり円高要因となろう。 G20では、テーマの通貨安で中国の貿易黒字への懸念が出ていて、経常黒字4%未満への規定を求める意見や介入への非難も出ていた。 しかし明確な設定は次のサミットへ持ち越したようで、これから各国の政治的な動きが出てくると思われる。 全体ではドル安と元高への非難のようだが、間接的に介入へも関わってくるために日本としては実行へ躊躇せざるを得ない状況となってくる。 ドル円の最安値まであと1円少しばかりとなったレベルでこの状況ではなかなか流れを止めることは難しい。 来週のFOMCまで80円台を持ちこたえればなんらかの動きが出てくる期待もあるが、その前に下落してしまうと78円前半まではあるかもしれない。 79.75円より下のレベルは始めての相場となるため、どこまで深押しがあるのか見当がつかないが、大きく動けば他国も文句はいいづらくなり投機的という理由での実弾はあってもおかしくはない。 相場展開で見るとユーロドル上昇の中で押されてドル円下落となる状況では介入の動きは期待できないのではないだろうか。 クロス円も含めて円独歩高となるまで介入は控えるであろうが、他国の反応を見るためにも試しにやってみればいいのではないか、言い訳はなんとでもなるだろうと思ってはいるが。 今週はドル中心の相場が続きそうで、引き続きユーロドルが中心となるが、米国株式市場が高値更新を続けているために訂正売りとなるとクロス円も落とされる可能性もあり、その場合は若干相場の流れ転換があるかもしれない。