介護認定 | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

今日、介護認定の更新のため、初めて立会いしてきました
結果から言うと、全て言葉だけの情報収集でした

母は、昨日から坐骨神経痛による下肢の痛みで
ベッドに横になったまま、認定調査員の質問を
泣きながら口頭で必死で訴えていました

「そう、ここが痛いの・・・手が上手く動かないの・・足もね・・」
「可愛そうに・・  目がほとんど見えなくて注射も大変ね・・・」
そう言われながら、検査項目に淡々と文字を入れていました

「この動作はできる?」と私に聞かれたので
「できるかどうか母にやってもらいます」と言った瞬間
「いいえ! こんなに痛がってらっしゃるのにこれをして
具合が悪くなったと言われたら困るので娘さんが答えて下さい」
と、即却下されました・・

私は、普段の生活をありのまま見てもらいたかったんです
どんな風に歩くのか、どんな風に食事をするのか
どんな所が不自由になるのか・・・
私たち家族が絶対一人暮らしは無理だと思う姿を
認定調査員の方に見てもらって判断して欲しかったんです
でも、叶いませんでした
母が今日は特別に痛みを訴え寝たままの状態で
認定の更新作業は終わりました
15分という短い時間で・・母の状況が分かったんでしょうか

視力障害の申請の事も話しましたが、うなずかれてはいましたが
認定の参考になったかどうかは・・・

認定調査員の方が最後に
「去年とさほど変わっていませんね。」
「ただ、物忘れや歩く事、持つことが不自由になられたようで」
「介護認定が上がるかどうかは微妙なところです」
「デイサービスは利用されていますか?」と言われたので
「いいえ、母が拒否しています」と言うと
「そう、お母さん、頑張っていらっしゃるから
無理やり施設に入れなくてもいいわね」
「こうやって、娘さんもよくされているしね」・・・と

私の状況を知られていないようだったので
病気の事、今の現状を全てお話ししてのお言葉でした

認定調査員の方が帰られて母が泣いて言いました
10分足らずの話だけで私の辛さがわかるものかと・・・
私も、同じ気持ちですが、更新結果が出て考えたいです

介護制度の厳しさ、甘さを痛感しました・・・