YKRの声「たったそれだけの人数で?」
RIM「(怒り)アンタも手伝いなさいよ! 妖怪の賢者でしょう! 幻想郷がどうなってもいいの!」
YKRの声「(笑い)嫌よ! 金髪の子可哀想はMRSだけで十分よ」
YKRの声「(冷静に)幻想郷はすべてを受け入れるのよ。それはそれは残酷な話ですわ」
RIM「MRS!!」
RIMは飛び立とうとする。
YKRの声「(迷い)せいゆう……」
RIM「せいゆう??」
YKRの声「……真の声優を受け入れれば……彼らに対抗できるかも……」
YKRの声「でも……それを受け入れたら、幻想郷は幻想郷なのかしら?」
YKRの声「(躊躇い)彼らが飽きて外の世界に戻ることを待った方が良いのじゃないのかしら……」
RIM「どこにいるの!」
YKRの声「どこにでも……」
RIM「(戸惑い)どこにでも?」
YKRの声「貴女も遭ったことがあるんじゃなくて……」
RIMは目を静かに閉じ、
RIM「遭ったことがある? どこで?」
YKRの声「(悲しい)RIM……貴女は……貴女は、彼女たちをこの世界に、幻想郷に受け入れてしまうのね……」
女の声「お邪魔するわよ!」
RIM、はらはらと涙を流し、
RIM「カッチャマ……」
女の声「しょうもない、ほらさっさとするわよ」
ガチャと銃を準備する音。
女の声「お返しないわね」
女の声「キュンキュンキュン♪」
RIM「お姉ちゃん!」
女の声「強いと聴いたら、このKRSMMRSが黙っていないぜ」
女の声「殴り合いの喧嘩したことありますよ。……だって姉妹だからね」
女の声「おもしれえ、かかってこ……」
女の声「よし、やろうぜ」
RIM「MRNさん!」
RIMはカッと目を見開く!
複数から女の声がRIMを包み込む。
女の声「淫夢の一太刀!」
女の声「うん、ありがとう」
女の声「私、情けない」
女の声「穴がありましたんで、入らせてもらいました」
女の声「私、キリストじゃないけど」
女の声「モザイクは一切なしだから」
女の声「MRS、そこはらめー、きのこらめー」
男の声「パチュリーーーーっ、ウッ!」
女の声「怖いやろ? 編集したからな、この私が!」
RIM、顔を上げ、前を、決意を持って見つめる。
RIM「みんなを……仲間を見つけに……」
飛び立つRIM。