RIM その9 | 水木興産@ミズリン元帥のブログ

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クッキー☆声優の推し活を書けるようになりたい

○紅魔館・屋上

  赤い霧に包まれてはいるが実態はアパートの屋上である。

  RIMは上空を睨み付けている。

RIMの声「さっきからベタベタと近づかないでよね。気持ち悪い」

 FLNの声「(鼻づまり)こっちはお姉さまと二人よ。壊れないでね、私のお人形」

RMLAの声「(鼻づまり)しゃあ、この幻想郷を賭けて、一大決戦といこうじゃないの!」

  RIMは御札を構える。

  近づくMRSの影と足音。 

MRSの声「悪かったな、遅くなっちまって」

RIM「本当よ、遅かったじゃない!」

  RIMはMRSの方を向き、

 RIM「いい! 合わせるわよ!」

  MRSの影は帽子を手で直しながら、

MRSの声「おもしれぇ、かかってこ」

  影でファインディングポーズとわかる。

MRSの声「財布! マスタースパーク!」

RIM「馬鹿! あわせててって言ったでしょう!」

  マスタースパークが天に昇っていく。

FLNの声「そんな単調な攻撃、簡単に避けられるわよ」

  RIM、まりものようなおはぎを豪腕で投げつけ、

RIM「RIM様からのプレゼントよ、ありがたく受け取りなさい!」

RIM「まりな! あんたも手伝いなさい!」

MRSの声「おい! 出すなって! (怒り声)あのさぁ……イワナカッター!」

  イワナが高速回転で飛んでいく!

RMLAの声「何の……魚!」

  RIMの周囲を御札か囲み、回っている。

RIM「夢想封印!」

FLNの声「しまった!」

 

○幻想郷・全景

  赤い霧は晴れている。

  MRSの声「飲んで食って頓死モーゼ!」

 

○HKRI神社・和室

  RIMは炬燵に入って寝ている。

MRSの声「大丈夫か、RIM? うなされていたぞ」

  RIM、だるそうに目を開き、

RIM「(頭を抑え)私が? 何て?」

MRSの声「男に家に来て欲しくないとか。私はホモビに出でていないとか。

 何の夢を見ていたんだ?」

RIM「覚えていないわ。何のことかしら?」

MRSの声「宴会の準備はできたとさ。さっさと行こうぜ!」

RIM「……宴会って?」

MRSの声「おいおい、本当にどうしちまったんだよ? 紅霧異変を解決して、

 和解のためってお前が言い出したんだろ? しっかりしてくれよ」

RIM「(頭を押さえながら起き)そういえば、そうだったわね。

 こんな簡単な事にも気づかなかったなんて……」