RIM その8 | 水木興産@ミズリン元帥のブログ

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クッキー☆声優の推し活を書けるようになりたい

唯「ネットのボイドラなんて、そこまで流行らないだろうし、

 初めてだし、これでいいか……」

  唯はパソコンを操作して、

唯「(RIMの声で)RIM役の葵です。今回は大好きなRIMで、

 こんな素敵な大作に参加させていただきまして大変光栄です。

 また、TUHUの作品に参加していきたいと思います」

  唯はマウスを操作、クリック。

唯「送信もおしまい! あとは、今のトークをつけて

 企画者が投稿してくれるって話だし」

  ヘッドセットを外す唯。

  遠くから聴こえてきる陽子と男の喘ぎ声。

  唯はヘッドセットを装着しなおす。

唯「キモッ! 娘がいるのに昼間っから!」

  唯は無心に味のあるTUHUキャラ(MRSなど)の絵を描いていく。

 

○静画サイト

  閲覧数も少なく、コメントもない唯の味のあるTUHUキャラの絵たち。

  閲覧数が急に伸びだし、コメントがつき始める。

  『AOI姉貴オッスオッス!』

  『これがRIMちゃんの絵ですか?』

  『壊れるなぁ……個人情報ガバガバじゃねぇかよ』

  『お絵かき可愛い……』

  閲覧がさらに増えていく。

  コメントやいいねで埋まっていく。

 

○町中華『紅屋』・店内(夜) 

  割烹着の唯が伝票を手に、男性客2名から注文をとっている。

  男達は舐めるように唯を見る。

  唯は顔を少ししかめつつ、

唯「ご注文は?」

男1「おぉっ! 本当にRIMだ! RIMちゃんだ!」

男2「RIMちゃんが作ったラーメンを食べたいな」

  戸惑った表情の唯。

唯「……RIM?」

男2「とぼけちゃって」

男1「AOI姉貴って見た目もRIMの生き写しなんすね」

唯「! 葵って、まさか!?」

男2「(かまっぽく)もうRIMったら冷たぁ~い」

  男達はニタニタと困っている唯の反応を楽しんでいる。

 

○唯の家・唯の部屋(深夜) 

  ドカドカと入ってくる唯。

陽子の声「唯ちゃん! どうしたの?

 今日は元気に入ってくるのね。いつもは静かなのに(皮肉)」

  唯はパソコンを点けるとヴォイスドラマの投稿動画を確認する。

  百万再生に迫る勢い。

  ホモコメに溢れ返っている。

 唯「何これ!!」

唯「何でこんなて再生されているの!」

  『ホモの力で100万再生』とデカデカと表示される。

  唯は慌てて、お絵かきの確認をする。

  お絵かきにもホモコメがびっしり、

  閲覧数は数十万単位。

唯「えっ!! 何で!? これは葵名義じゃないんだけど……」

  『AOI姉貴』という文字列。

唯「エー・オー・アイ姉貴って何? 何この気持ち悪いコメント!」

  唯は検索サイトに『AOI姉貴』と入れ検索。

  まとめwikiがトップ表示。

  『AOI姉貴』をクリック。

  中には、唯の本名はおろか学校名にバイト先、生年月日、

  身長や体重、ご尊顔までも綺麗にまとめられている。

唯「私じゃない!」

  青ざめた表示の唯。

  スクロールしていく、

唯「何で! どうしてこんなことになっているの!」

RMLAの声「(鼻づまり)もう、のこったわよ!」