昨日のブログでは、利益になる売買を実現するためのアイデアを示しました。
今日は、そのつづきです。
昨日のブログで述べたのは、売買するときの「モード」です。
つまり、気の持ちよう。
ふだんとは異なる気持ちで売買や、売買に絡む各種の行動(情報整理ほか)を行わないと儲からないと思うわけです。
ということは、売買を考える際は、いわば「戦闘モード」です。
気を張っていないと、その状態を維持できません。
だから疲れます。
そんな疲れる状態を長くつづけるのは、しんどいのです。
ファンドマネージャーは、私たちよりも大きな金額を動かしています。
でも、「他人のおカネ」という気楽さがあります。
よい意味で、その気楽さがバランスを保つのに役立つのです。
オフィスを離れたら、忘れることができます。
土日は株価が動かないので、きっちり脳を休めることが可能です。
でも個人投資家の場合、自分の大切な資金なので、そうやって離れることができません。
これが、個人投資家が「休みを取るべき」大きな理由のひとつです。
休む=ポジションなしの状態でいる、ということです。
値動きは追います。チャンスを見つけようという構えは維持します。
でも、ポジションがないので、ちゃんと休めます。
こうした「休み」を前提にすれば、「状況がわるければポジションを減らす」といった発想も、自然なものとして頭の隅に置かれます。
結果として、ムリにポジションを維持したりしなくなります。
ムリにポジションを取りにいかなくなります。
そして、資金の余裕が生まれます。
平均の資金稼働率が低下し、心のゆとりも生まれます。
ポジポジ病とは無縁の状態に、自分を置くことが可能になるのです。