いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。
庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。
さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、意識の魔法の使い方を、ご紹介してみたいと思います。
今回取り上げるテーマは、普段とは違う出来事が起こった時には、意識をぐるんと転換するチャンスであるということについてです。
私達は、いつもと同じ日常生活を繰り返している限り、自発的に意識を転換しようと思う機会には、なかなか恵まれないものです。
そもそも、いつもと同じであれば、わざわざその必要性を感じないからなのですが、その結果、いつの間にか感覚や感情が麻痺してしまい、本来なら物凄くありがたいことでも、それがあるのは当たり前だと思うようになってしまうのです。
けれども、それは非常に、思い上がった状態なんですよね。
私自身は、約十三年に起きた東日本大震災や、コロナウイルスが流行り始めた時などにも、そのことを強く感じたものです。
ただ、これは物事の一つの捉え方に過ぎないので、そう感じない方もいらっしゃることでしょう。
それでも、目に見えないエネルギーの世界は全て繋がっているので、地球上に生きている人達の意識の状態を、宇宙が常に見ていることを、忘れてはいけないと思うのです。
それがあるからこそ、私達の意識から、愛や感謝の想いが発せられなくなった時、人々にとって不都合である自然災害やパンデミックが起きてくるのではないかと、思えてならないからです。
それを逆に言えば、地球上から戦争や飢餓などがなくなり、人々がお互いを思いやりながら、感謝の想いを忘れずに生きていれば、人間にとって不都合な出来事は、起こらなくなる筈なのです。
しかし、そうは言っても、何分日本は地震国ですので、元旦早々起きた能登半島地震も、単純に地震が起きる周期に当たっていたというだけのことなのかも知れません。
どの解釈が正しいということはないと思いますが、いずれにしろ、普段とは違う出来事が起こった時には、意識を転換しやすいチャンスだと捉えることが出来るでしょう。
これまで、電気やガスや水道などのライフラインを使えることが当たり前だと思っていたとしたら、それが止まって不便さを味わった時に、いつでも使えることに対して、ありがたいと思うようになる場合があるでしょう。
それから、死と隣り合わせになる究極の体験をしたことで、初めて自分の本音に向き合うことが出来、会社を辞めて起業しようと決意する場合もあるでしょう。
或いは、いつも一緒にいることが当たり前だと思っていた家族の存在が、掛け替えのない大切なものだったということに気付き、支えてもらっていることに、感謝の念が湧き上がる場合もあるでしょう。
若しくは、これまで後生大事に握り締めていた人や物や感情などが、自分にとっては既に役目を終えていると感じ、手放しても良いのだと気付く場合もあるかも知れません。
それらのことは、突然の環境の変化によって、もう見て見ぬ振りが出来なくなった部分だとも言えます。
更に美月流に言えば、非常事態によって意識がぐるんと転換し、あなたにとって大切なことに気付くことが出来ていれば、今回の自然災害の役割は終わっているのです。
不思議なことに、自然災害が起こったことによって、大切なことに気付けたと思えると、もうその自然災害からの悪影響は、受けなくなるようになっているのです。
これは人生で課題となる出来事と考え方は同じで、私達にとって大切なことに気付けば、もうその課題となる出来事は、起こらなくなるんですよね。
それだけ意識の力というものは、実は偉大なのです。
けれども、私達は肉体を持っている人間なので、生存戦略として、出来れば危険な目に遭わず、平穏無事に生きていきたいと思いがちです。
しかし、私達にとって大切な気付きが、慣れ親しんだコンフォートゾーンの外にある場合は、ずっとコンフォートゾーンの中にいても、人生が開けていくことはないのです。
それがどんな形であっても、コンフォートゾーンの外に放り出された時には、そこで意識をぐるんと転換し、あなたにとって大切な気付きを、取りに行って欲しいと思います。
その時は辛くても、それが後々、あなたの人生を更に開いていくきっかけになることでしょう。
私からは引き続き、被災地にホワイトゴールドに輝く浄化のエネルギーを、お送りしておきますね
私達に備わっている素晴らしい意識の力を最大限に活用して、一緒に乗り越えて行きましょう
あなたと同じ時代を生き、あなたと出逢えたことに、心から感謝しております。
今宵も最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。
またのご来訪を、心よりお待ち致しております
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佐藤美月は、小説家・エッセイスト・ライター・コラムニストとして、活動しております。
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