欲しいッッ!!
と食い気味に被せる新佐衛門。
はい、何言ってるのかわかりませんね。
うさぎが一番好きな邦画は「13人の刺客」なのですが、好きすぎてクライマックスのライバル2人の対峙のセリフを完コピできた時期もありまして。
◯人の◯◯というタイトルを聞くと脊髄反射で飛びつくうさぎにとっては、上映中の「11人の賊軍」なる作品を察知した以上、劇場に行く他ない。
三池崇史監督ではないが、白石和彌監督なら申し分なし。そして主演が新九郎…もとい山田孝之くん。
そして脇を固めるお久しぶりのリュウソウレッドくん。
いざ参ろう。そうさせていただこう(袖で刀身をギリギリ拭く)。
四者四様の思惑、謀略、裏切り、信念、そして生への執念が交錯する、素晴らしい作品でした。
もしあの時別の選択をしていたら、あの策が最後までバレなかったらと思うとキリがないのですが、ラストに家老が「こうするしかなかった、許せ」と言っていたように、より大事なものを守るために自分の大切なものを失う選択しかないことだってあるんだなぁと考えさせられました。
一枚岩でない主人公たち、伏線回収、史実との辻褄合わせも本当に見事でした。
コウ君のリュウソウルもかっこよかったね。
あと…白石監督つながりのあの人とか、大活躍のナダル氏とか、長尺でも見どころ満載でした。