本日はスケートとは全く関係ない記事です。
9月に入ってすっかり秋の気配が深まったオークビル、日中はまだ20℃半ばまで昇る日もありますが、朝晩は10℃台まで下がります。
毎年のことですが、7月や8月の中頃まで「暑い、湿気がすごい、日本みたい」と言いたくなる日があるものの、8月後半になると嘘のように涼しくなるのです。
私が初めてトロントに留学生として来た40年近く前も同じでした。8月17日に到着すると、町は本当に眩しいほどの光に包まれていたけれど、何とも言えず爽やかな気候で感動したほどでした。
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さて、これまでも何度か我が家の庭の木々やそこを訪れる野生動物たちをご紹介してきました。
まずは「お花編」:
例年、家の前には二つのプランターと、軒先にハンギング・バスケットを飾るのが習わしになっています。植物の色の取り合わせや種類は年によって少しずつ変わったりするのですが、大体、家の外壁に合わせて赤っぽいものと白っぽいものを基調にしています。
ハンギング・バスケットはもう花が伸び切って何がなんだか分からない状態ですが、小さな紅白のペチュニアと、どっかに赤いゼラニウムが寄せ植えされているものです。
それに合わせて、プランターも赤いゼラニウムと白いペチュニア、そしてその他の「垂れる系」のものを植えてみました。中心には必ず「スパイク」の俗称で知られるDracaena(ドラセナ)を入れるようにしています。これがあると何となく格好がつくんですよね。
ところでゼラニウムには本当に色んな色がありますが、私がフランスで育った時代は、「ゼラニウム=赤」と思い込んでいました。どこの家庭でも春になったらベランダにこれを飾るのが当然、みたいな感覚があったように記憶しています。
一方、プールのある裏庭には紫・ピンク・白を基調にしたプランターを植えています。そこに今年は少し冒険をしてハイビスカスも加えてみました。
これは贔屓にしているお肉屋さんの店の前のプランターがいつも見事で↓
つい真似をしたくなったからでした。我が家にあるのはここまで大きな器ではないので、少し雰囲気が違っています。
こちらが6月の植えたての仕上がり:
9月になるとだいぶ、花の様子も違って来ています。
ハイビスカスは少しあるだけでとてもゴージャスになるので、来年もまた使おうと思っています。
もう一つご紹介するのは、スーパーで随分と前に買ったミニ・ローズの植木鉢。ひと冬をキッチンのカウンターで越して、春頃に外に放り出していたら、とてつもない生命力で夏の終わりにまた咲き始めたのです。
全く何の肥料もやっていないのに、頑張って綺麗な花をつけてくれて嬉しいです。香りも爽やか。
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次は「動物編」
うちの裏庭にはピーター・ラビットさながらのウサギさんがたくさんやって来ますが、先日、玄関のドアを開けたら前庭の茂みの辺りをガサゴソする音が聞こえました。
何かと思って近づいてみると:
分かりますか?
めちゃくちゃジッとしているので、カムフラージュされていますが、小さなウサギさんがいたんです。
本能的に「微動だにしなかったら、餌食にされない」と思っているからか、本当に動かないんですよね。でも動く物に反応する自然の敵(コヨーテやら狐やら鷹やら)」とは違い、人間は色でも判別が出来るので、緑の芝生のど真ん中で佇んでいると一目瞭然。そういう場面に出くわすと、ちょっと滑稽だったりします。
ある日、車から降りてふと振り返ると、マグノリアの木の下に何かがいるのが見えました。
慌ててスマホで撮ったのでブレていますが、大きな鷹でした!!
バサバサバサッと飛び立った片足には獲物が掴まれていましたが、ウサギよりもずっと小さかったので多分、ネズミかな、と。
かなりイカツイ鳥さんでした。
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最後に、8月に二度、我が家にステイしてくれたワンちゃんについて。
昨年のクリスマス時にも預かった、夫の友人の飼い犬のロデオ君。11歳になる、ブラック・ラブラドールです。自閉症の子供に付き添う訓練を受けたとてもお利口な犬で、今はリタイアして隠居生活を送っています。
本当に大人しくて行儀が良いのでビックリします。
犬がいるだけで、家の中の雰囲気が和むのって不思議ですよね。
このブログを数年前から読んでくださっている方々はご存知だと思いますが、うちには2023年の4月までレニーという犬がいました。
ワガママで、やんちゃなところもありましたが、「家族を守る」という事にかけてはものすごく長けていました。
夜は皆がそれぞれの寝室に入るまで絶対に自分は休まず、廊下で見守っている。そして全員が寝静まるとようやくベッドに横たわる、という習性がありました。
家族中で溺愛して、可愛くて可愛くて仕方なかった。14歳半まで生きてくれたんですが、未だに思い出すと涙が出ます。
レニーが好きだった庭のスポットには、記念にオレンジと白の花を植えたプランターを置いています。
そしてダイニングの一角にはレニーのお気に入りだったブタのオモチャも飾ってあります。
今回、ロデオ君がレニーの愛した庭を歩いたり、
一緒に散歩に行ったりして、
犬のいる生活ってなんて素敵なんだろう、と思いましたが、またあの別れの悲しみを味わうのかと思うとどうしても躊躇してしまいます。(現にこれを書いていてもまたボロボロと泣けてきました)
「ペット・ロス」ってなかなか乗り越えられないですねえ。
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では次の記事からまたスケートのことに戻ります。今日と明日はニューヨークで John Nicks Pairs Challenge が開催されていて、オークビルのリンクからはアメリカの Shin & Nagy 組とオーストリアのSchaller & Mayr 組がメーガン先生の帯同で出場しています。
今シーズンでの巻き返しを誓っているカナダのステラート・デュデク&デシャン組と、話題のアルメニアのチームも出ていて楽しみです!