初雪は急にやって来る:11月のボコ雪と粛々と進むGPシリーズ | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

またまた久しぶりのブログ更新です。

 

9月に入ってからスケジュールがけっこうタイトで、なんだかずっと一週間挟んであちこちに移動しているので、家に帰ったら何もする気が起きません。

 

実際、私ほど「オン」と「オフ」の生活スタイルが異なるケースも稀なんじゃないかな、と思います。

 

数年前から「Fitbit」というデジタル時計を着けているのですが、それの統計によると私は日本に行ったり、スケート関係の遠征に行くと一日の歩数が軽く12,000から13,000に達する。

 

けれど家で過ごしている場合は下手をすると3,000歩くらいしか歩いていないんですよね。朝起きて、食卓で紅茶を片手にまず新聞を読んだり、SUDOKUをしたり、そこから居間に移ってスマホでスケート関係のニュースをチェックして、あとはせいぜい台所に戻ってご飯を作って、と本当に行動半径が50メートル以内ではないかと思われます。

 

後はせいぜい車で近くのスーパーか薬局か酒屋に行くくらい。どうりでコロナ・パンデミック中もあまり不自由を感じなかったわけだわ、と妙に納得してしまいます。

 

というわけで昨日は本当に自堕落な一日を過ごしてしまいましたが、一応、言い訳をしておきますと、お外はものすごく天気が悪かったんです。

 

昨日の朝から降り始めた雪が、そのままずーっと続いて、朝起きてみたらこんな具合でした。

 

 

 

 

 

裏庭も:

 

 

 

 

早々に冬仕様のタイヤに替えておいて良かったと思いました。

 

夏用から冬用のタイヤに替えるという作業は、いつも前倒しに考えてディーラーなどで行わないと、雪が降ってからではなかなか予約が取れないんですよね。

 

しかし今日(11月11日)は青空が広がり、視界も開けて一気に気持ち良い日となりました。

 

 

 

 

おかげでお散歩もはかどりました!

 

 

 

 

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まあオークビルのお天気情報はこれくらいにして、過去2週間ほどのご報告をいたしましょう。

 

まずは何と言ってもワールドシリーズ。

 

結果的にはブルージェイズが3対2という戦績で勝ってトロントのホームスタジアムに帰って来たのに、最後の2試合をドジャースに持って行かれるという大惨事。

 

 

これにはかなり酷く打ちのめされました。りくりゅうのお二人も本当にガッカリしていて、ダメージの大きさをお互いに嘆き合ったことでした。

 

 

(本来ならここら辺に何らかの画像がSNS投稿を載せるべきなんでしょうが、私は一切、WS関連のニュースをシャットアウトして現実逃避に徹しているので、スルーします。)

 

 

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しかしそうこうしている間もグランプリシリーズは粛々と行われて行きます。

 

GPスケートカナダでは女子の試合で千葉百音選手が初めてのGP大会優勝を飾りました。彼女の演じる可憐な、しかし勇ましいジュリエットは本当にキャラクターがぴったりとハマっていますよね。いや、千葉選手がそういった色をこのプログラムに注ぎ込んでいると言った方が正しいのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてフリーで巻き返して3位に食い込んだ中井亜美選手のファイトも見事でした。GPフランス大会での優勝に続き、シニアデビューのシーズンを猛烈な勢いで突っ走っている、という印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

GPスケートカナダの翌週のNHK杯では坂本選手が優勝を飾り、これまで4大会で3人の日本人選手がタイトルを制しています。その内、坂本選手と中井選手がすでにファイナル進出を決めていますが、今後は中国杯で1位となったアンバー・グレン選手と千葉選手がラストのGPフィンランド杯で対決します。

 

この二人が(どちらがどの順位になるかはともかく)1・2位の結果であれば両方ともがファイナルに出場。

 

そして今週のGPスケートアメリカでは中国杯2位だったアリサ・リウ選手が出場するので、ここで優勝を決めれば彼女もファイナルに行くことになるでしょう。

 

残るは6枠目、でこれはどうなるのか私の頭では計算できません。いつも統計を迅速に提供してくれるSkating Scoresさんに頼りましょう。

 

 

 

 

このサイトは、おそらくフィギュアスケート関係者やファンのほとんどが使っているんじゃないかと思うんですが、なんと一銭の儲けも無いんですってね。単に一人の男性がプログラミングをして、引っ切り無しに更新していると聞きました。何という情熱でしょう。

 

なお、このGPスケートカナダ大会に三人目の日本人女子選手として出場した青木選手:少しミスが出てしまって成績は6位になりましたが、彼女のスケーティングは海外のスケートファンの間では絶賛されています。CBCやNBCなどの北米テレビ局のリサーチを担当している大ベテランのバーバラ・ステインさんは、青木選手の滑りを「Molten Gold」と称していました。

 

まさに「溶けて流れる黄金」のように熱く、滑らかかつゴージャスに氷の上にストロークを描く、という意味合いが込められています。言い得て妙ですよね。彼女のスケートを観たいと思うファンはたくさん、たくさんいます。どうかそのメッセージが届きますように。

 

 

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そして男子ではSPで友野選手の素晴らしい演技、FSでは三浦選手の逆襲。どちらも見ていてドキドキしましたね。

 

GPフランス杯では悪夢のようなフリーを経験してしまった三浦選手でしたが、それを払拭するかのようにプログラムを変更して、情熱的な「シェルブールの雨傘」を演じてくれました。そして執念の銅メダルを獲得。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は実はこのフランス映画が大好きなんですよね。カトリーヌ・ドヌーブの圧倒的な美しさが深く印象に残っています。

 

 

 

 

こんな儚い美少女に「Ne me quitte pas」(「行かないで」あるいは「私を置いて行かないで」)と言われて抵抗できる男性がいるでしょうか。

 

昨シーズンのGPスケートアメリカの記者会見でこのプログラムについて聞かれた時、三浦選手は「ハッピーエンドみたいに思われているストーリーですが、僕は悲劇的な部分に焦点を当てたバージョンを演じています」といったようなニュアンスのコメントをしていた記憶があります。

 

今回の大会でもその流れを汲んでいるのか、本当に情熱的に、悲壮感を込めた演技だった様に感じました。後半は疲れて足・脚が動かなかったと言っていましたが、逆境に立たされた時の彼は強い。銅メダル獲得、おめでとうございました。

 

一方でSPでは2位となった友野選手。このプログラムは彼にしか演じられないものですよね。確かシェイリーン・ボーン振り付けによるものだと思うのですが、めちゃくちゃ好きです。

 

 

 

 

 

 

 

今週はGPスケートアメリカに出てくれるので、何とか表彰台に乗ってほしいと思います。

 

 

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先週はNHK杯が開催され、どんどんファイナルの枠が埋まって行っていますが、あと数日でレイクプラシッドでグランプリシリーズの5戦目が始まります。

 

これは三浦・木原組にとっての二つ目のGP大会となるわけですが、フランス大会以降、しっかり修正すべき部分は修正し、体調を整え、良い精神状態で挑んでくれると思っています。

 

ただ会場が少々、行きにくいロケーションにあるのが心配ですね。現在全米を翻弄している連邦政府のシャットダウン、特に空港で重要な役割を担っている航空管制官などが確保できなくなっていることから大幅にフライトが遅れたり欠航になったり。

 

日本からやって来る日本代表メンバーもどうか無事に到着しますように!

 

ではでは、またなるべく早く、ブログを更新できるようにしますね。

 

皆様、どうかりくりゅうの活躍にご期待ください!