朝、目を覚ましてドキッとしました。
え、ロンバルディア杯って何時からだっけ?
トロントとは6時間差だから、と昨晩ちゃんと計算したんだよね?
と思ったらまだこちらは7時台。
三浦&木原組の出番は9時を過ぎてからだからじゅうぶん、間に合います。
ライストをしっかりセットしたPCの前に、滑走順のシートも据えて、待ちました。
まだ早い時期のCSですし、そう焦ることはないのですが、やはりシーズンの最初の試合というものは緊張しますよね。
前回のイタリアでのアイスショーで一応、プログラムのお披露目は終わっているけれど、あの時は衣装もあり合わせのものだったし、今回が正式なデビューという位置づけだと思います。
そしてペアのSP試合が始まります。
昨日、女子と男子のライストは見ていなかったので、6分間練習の定点カメラにまず戸惑い、
そこから各グループのチーム名がデカデカと画面を覆うのに苛立ち、
ふと気づけば画面に向かって独り文句をブツブツと投げかけていましたが、イアフォンをしているのできっと傍から見たら不気味だったことでしょう。
イタリアのGhilardi & Ambrosini、良かったですね。リフトの入りと出が凝っていて(ちょっと凝りすぎかも?)見応えのあるプログラムでした。「ロクサーヌのタンゴ」は平昌五輪のテサモエの印象が強すぎるんですが、曲としては分かりやすい音ハメがあって映えるのだと思います。
さあ、いよいよりくりゅう。
この最初のポーズが良いわあ。何気に璃来選手の姿勢がバランス取るの難しそう。でも龍一選手の脚のポジションも彼の均整の取れたプロポーションを映えさせてくれます。
このプログラムのクライマックス、本当の見せ場はこの部分ではないでしょうか。同じ「Paint It Black」の編曲でも「ウェンスデー」のものから別のバージョンに曲が変わり、よりうねるような調子になります。
Riku Miura / Ryuichi Kihara 🇯🇵 73.53
— Golden Skate (@goldenskate) September 14, 2024
Riku: “I think it was really good today because we did what we can even though it was the first competition.”
Ryuichi: “I think we prepared really well. Although today we had many small mistakes, we were able to go over 70 points so I think… pic.twitter.com/bunBue4xWW
この後、イタリアの Conti & Macii 組の「カルメン」のSPに僅差で首位を譲りましたが、三浦&木原組にジャンプとスローで小さなミスがあったための結果だったと思います。
その他は Presentation でイタリアチームの方が勝っていましたが、これは納得でしょう。いわゆる「パフォーマンス」としては彼らの方が思いっきり演じていたのに対して、りくりゅうはまだプログラムのポテンシャルを究極まで発揮していないのだと感じました。(まあ、先の「ロクサーヌ」と同じく、「カルメン」って分かりやすい表現が出来るからプログラム曲に多用されるんでしょうし)
考えてみると、これまでのりくりゅうのプログラムは二人から自然と滲み出る笑顔や(よく言われる)「多幸感」によって支えられていましたが、今シーズンはもっとキャラクターを演じる必要があります。(璃来選手、メイクはすでに工夫されてたけど)
シェイリーンに与えられたプログラムのコンセプトをしっかりと踏まえて、自分たちなりの物語を念頭に置きながら。
でもそれだけまだまだ伸びしろがあるのだ、ということも言えるので、シーズンが進むにつれ、もっともっとカッコよくなる、パワフルになる!それを追うのが楽しみですよね!
さあ、次はいよいよフリー・プログラムがベールを脱ぐ。
「アディオス」ではどんなりくりゅうが見られるのか?
予習をしておきましょう。(実際のプログラム曲は、途中の「間奏」みたいな部分が異なりますが)