2024年オンタリオの夏:海外からの来客を案内する場合① | 覚え書きあれこれ

覚え書きあれこれ

記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

そして7月に突入したオークビルです。

 

今年はなかなか気温の高い日が続いています。湿度もけっこうあって、外に出ると「モワッ」という感覚に包まれますが、もちろん日本とは比べ物にならないでしょう。日本の皆様、体調はいかがですか?

 

さて、ここ二週間ほどに渡って海外からのお客様を接待する機会がありました。そこで実はいつも困ることなのですが、トロント周辺で案内するような観光スポットが意外に思い当たらないのです。

 

日本からの来客の場合はまだしも、ヨーロッパから来た人であれば何が「珍しい」「カナダ(しかもトロント近辺)だからこそ」のものと思ってもらえるのか、本当に悩みます。

 

 

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苦肉の策として、私はまず自分の元職場であったトロント大学を案内しました。

 

この度のお客さんは、こちらに来る前にパリ在住の息子さんのところに滞在していたので古い建物はあまり珍しくないのは分かっていました。でも私自身が良く知っている場所なので間違いはないかな、と思ったのです。

 

トロント大学のメインキャンパスは市内の中心地にあるので、交通の便が良い。私の選んだ行き先には地下鉄のセントジョージ駅、ミュージアム駅、あるいはクイーンズ・パーク駅のどれでもアクセスできます。

 

ランチはHart House という大学の社交施設内にある「Gallery Grill」でとりました。(なお、当日は写真撮影まで気が回らなかったので、自分の撮った写真に交じって大学のウェブサイトから引っ張って来た画像を入れています。)

 

 

Hart House HP より)

 

 

このレストランは以前の仕事でゲストスピーカーを招いた時に良く使っていたところで、平日のランチ限定で営業しているのが特徴です。表には一切、看板などが出ていないので知る人ぞ知る、という感じ。一般人にはちょっと入りにくい雰囲気かも知れません。

 

ハートハウスの二階に上がると

 

 

 

 

 

 

廊下の奥の方にレストランのエントランスが見えてきます。

 

 

 

 

 

 

中のダイニングホールはこじんまりしていて、落ち着いています。

 

 

 

 

 

 

お料理はけっこうお洒落で、分量もお値段もリーズナブル。

 

 

 

 

 

 

食後はレストランのすぐ下にあるGreat Hall に寄ってみました。

 

 

 

 

 

イベントに使用できるとても大きなスペースです。12年前には姪っ子がここで結婚披露宴を催したのでした。

 

 

ハートハウスを出ると、すぐ右手に夫が通った「University College」 があります。トロント大学は英国風のシステムを受け継いで幾つかのカレッジに分かれているのです。

 

 

 

トロント大学HPより)

 

 

その前を通り過ぎて、少し行くと私のオフィスがあった「Munk School of Global Affairs and Public Policy」の建物に行き当たります。懐かしいわあ。

 

 

 

 

 

懐かしい、と言えば夫と私が結婚式を挙げたチャペルもこのすぐ近く。

 

 

 

 

36年近くも昔の話になりますが、私の父が結婚式のリハーサルでこのチャペルを初めて見た時、「えらい質素やな」とポツリと言ったのも面白かったわあ。

 

確かにゴージャスとはお世辞にも言えない教会です。

 

寄り道ついでになりますが、下の二枚はその結婚式の時の写真です。飾り棚で埃を被っているのを急いで写してきました。上の写真で私を囲んでくれているのが(辛口ユーモアの)父と(羽生ファンの)母です。下の写真はチャペルの入り口に立つ夫とアタクシ。

 

 

 

 

 

 

さて、その後は長男がMBAを修得した Rotman School of Management にも寄って、大学ツアーはさっさと終わり。

 

 

 

 

ここから少し歩いたところにあるセラミックの博物館にも行きましたが、改装直前であまり見どころが無かったので省略します。

 

 

(つづく)