りくりゅうファンの皆様
無事に四大陸選手権のショートとフリーの試合が終わりましたね。ドキドキハラハラの日々でしたが、最後は龍一選手の屈託のない、心からの笑顔を見ることが出来て本当に良かったです。
毎日新聞より
演技後の取材や会見で語られていたことからも分かる通り、本当にギリギリの準備期間しかなかった二人でした。それても四大陸選手権の銀メダルを獲ることが出来たのはこれまで積み重ねてきた技術や経験が物を言ったということでしょう。
そして何よりも競技の場に戻って来たい、大好きなスケートがしたい、という強い思いが二人を支えたのだと思います。
ショートの後、二人がちょっと緊張していたっぽいね、とクオンさんにも伝えたのですが、彼女からの返事には
確かに、私もそうは思ったけど、"but the way he smiles every so often - it is like there is no place he would rather be!"
つまり、
「ほんの時おり、彼が見せる笑顔-ここが自分の一番いたい場所なんだ、って言ってるみたいなのよね!」
と。
これを読んでウルっときました。
10月からの長い期間、深刻な故障を抱えた木原選手はどれだけの思いをしてここまで這い上がって来たことでしょうか。(もちろん、三浦選手も一人で練習するしかない間、不安でいっぱいだったに違いありません)
通常であってもシーズンのこの時期は佳境に差し掛かり、ワールドへの最終調整を見据えてのカウントダウンが始まっているところです。身体のキレはそろそろ最高潮に達しようかというレベルで、前半の試合結果から自分の立ち位置ははっきりと見えて、やることは定まっている。
今大会で金メダルを獲ったステラート・デュデク&デシャン組などを見てもそのような研ぎ澄まされた雰囲気が伺えます。
なのに我らがりくりゅうはショートのフル・ランスルーが2週間前、フリーはさらにそこから遅れて1週間前、にやっとできたばっかり。
ちなみにこの談話が本日2月3日の土曜日のものだとすると、その一週間前は彼らが大会に向けてカナダを発った数日前、ということです。そのようなタイムラインにも関わらず大会に出られるレベルに達している、と木原選手は感じたそうですが、そんな冷静で正確な判断が出来たのも見事ではありませんか。
りくりゅうの波乱万丈な2023-2024年シーズンもあと残すところ6週間余りです。この期間でどれくらいのことが達成できるのか、オークビルに戻った彼らがコーチたちとケアチームに囲まれて、いかに作戦を組み立てて来るのかが期待されます。
取り急ぎ、この記事では二人の笑顔の復帰を称え、次の記事では今週末のオークビルでの出来事を交えたトピックを取り上げたいと思います。
お馴染みのq_taroさんの最新イラストです!いつもありがとうございます。