日本のペアチームとファンにとってドキドキの来週 | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

皆様にコメントを頂いたお漬物の記事の流れを継いで、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の記者会見の感想や、若い新首相ガブリエル・アタルの昨夜の演説に感心したことなど、またまたフィギュアスケートとは関係のないトピックも取り上げたいところですが、なんと言っても来週は日本のペア・スケート界にとって大切な試合が幾つか控えています。

 

ということでまずは上海での四大陸選手権で今シーズン、初めての大きな大会出場となるりくりゅうについて。

 

本当に出場するのか、果たして大丈夫なのか、と全てのりくりゅうファンが気を揉んでいるところだと思います。実際に会場に姿を現して、公式練習もちゃんとこなして、そしてSPとFSの演技の場に出て来てくれないとなかなか信じられないですよね?

 

思い返せば彼らの公での演技姿は昨年の10月のジャパンオープン以来となるわけです。初めて新しいショートプログラム「Dare You To Move」を披露し、素敵なグリーン&ブルーの衣装に感動したことでした。そしてフリーではセリーヌ・ディオンの歌声に乗せて、璃来選手が衣装をノースリーブに変えて出てきたことに気づいたファンもいらしたことでしょう。

 

 

 

 

 

この二つのプログラムを演じている彼らを観れるだけで私などは涙が止まらないと思います。いやほんと、全てが無事に行きますように。

 

ブルーノコーチに木曜日に会った際には「ファンの皆さんには、僕たち、ちゃんと上海行のチケットも手にしているし、ランスルーも出来てるし、リクとリュウイチをよろしく見守ってください、とお伝えしてね」と頼まれました。なのでご一緒にポジティブな念を送りましょう。

 

節目、節目でいつもq_taroさんが素敵なイラストをアップしてくださいますが、今回も例に違わず準備してくださいました

 

 

 

 

 

なお試合のスケジュールは1月30日(火)・31日(水)の午前と午後にペアの公式練習があり、試合は2月1日(木)の現地時間20時45分からSPのようですね。そして翌日は練習のみ、FSは2月3日(土)の12時30分からとなっています。

 

本当にドキドキします~…

 

 

 

 

 

 

 

そしてその一方で同じ週のドイツはオーバーズドルフでバヴァリアン・オープンが開催され、若手ペアのゆなすみ組がシニアの部、さえルカ組がジュニアの部に出場します。帯同はブライアン・シェールズコーチです。

 

1月8日にカナダに到着した、ということは男子はインカレから直行したみたいですね。そこからオークビルのリンクで先輩の三浦&木原組とたくさんの仲間たちに囲まれて練習を積んできました。

 

カナダ選手権前にはカナダ選手たちが相当、みな気合が入っていましたので、日本からやって来た彼らもさぞモチベーションが上がった事でしょう。

 

二組ともが今後、大きな国際大会に出るためにミニマム・スコアを獲得する必要があります。さえルカは3月初旬、台北で開催されるジュニアワールドに行けるように、そしてゆなすみはモントリオール・ワールドへの出場権が掛かっています。いずれにしても大変なプレッシャーですね。

 

しかしやはり若いだけあって、4人共いつも元気いっぱいです。男子では森口選手がトレードマークの笑顔を振りまく傍らで、本田選手はなかなかクールで落ち着いている印象ですが、二人でよく音楽を聴いたりゲームをしたり、と支え合えているようです。

 

そして女子では長岡選手が静かでニコニコしながらも非常に根性があるとコーチたちに評価され、清水選手もエレガントで柔らかい演技とは裏腹にとっても思い切りがよく、勇敢です。まったく、ペアの女子ほど肝っ玉が据わっていないとできない競技はないですからね。頼もしい限りです。

 

4人ともそれぞれシングルスケーターとしては技術的に高いものを持っているので、日本のペア戦略としてはSBSで高難度のジャンプが跳べること、を全面的に押し出してくるのかなと思います。

 

さて、昨夜はそんな4人の皆さんを我が家にご招待しました。昨年の夏はりくりゅうも交えて来てもらったのですが、先輩チームは出発日が間近なので今回はパス。

 

 

 

 

真冬なのでバーベキューというわけには行かず、カナダの家庭料理っぽいものでおもてなししました。

 

 

 

 

 

 

よく見たら買ってきたものを切ったり並べたりしただけやん,

と自分でも恥ずかしくなります。でもこの他にも牛肉のハラミを焼いたり(これは夫が寒い中、炭火焼をしてくれました)、シチューを食べて頂きました。

 

食後はリビングの大画面で、皆で幾つか動画を観ました。真っ先にリクエストが出たのは・・・

 

 

(お写真の掲載は選手の皆さんの許可を得ています!)

 

 

ちょっと分かりにくいでしょうが、コーチのブルーノ・マルコットさんの現役時代のものです!(この時、本田選手は確か飲み物を取りにキッチンに行っていたので写っていません)

 

それからメーガンコーチの平昌五輪でのフリー演技を観たり、つい最近の全日本選手権での4人の演技を観たり、とても面白かったです。本人の解説付きだとよりいっそう、興味深いですね。

 

普段、あまりゆっくりお話しする機会がないので、それぞれの選手の個性がよく出る会話を聞くことができてとても良かったです。日本の若手選手がこうやってどんどん育って来ているのを見るのは嬉しいですねえ。

 

これも木原龍一選手が長年、コツコツと築き上げて来てくれた土台あってこそのこと。三浦璃来選手との運命的な出会いを経て、大きな花が咲いたおかげで、ペア競技という新しいオプションが日本の若い選手たちの間で認識されたのです。本当にりくりゅうの功績は大きい。

 

さあ、あと数日で胸が締め付けられるような緊張、心が揺さぶらるような感動、それに続く感涙、が我々ファンを待ち受けています。皆さま、ご一緒に応援してまいりましょう!