6月20日からオークビルのリンクがとても賑やかになりました。
皆様もご存知の通り、喜ばしいことに日本で新しく若手ペアチームが結成され、その「ゆなすみ」(長岡柚奈選手&森口澄士選手 )と「さえルカ」(清水咲衣選手&本田ルーカス剛史選手)の二組が練習をしに来ているのです。
最初の二日間は時差調整とカナダの氷に慣れるのがメインとなりましたが、水曜日と木曜日に特別セミナーが開催されていたのが彼らにとってラッキーでした。
常勤コーチのブルーノ・マルコットはもちろん、ゲストコーチにシングル競技のラヴィ・ワリア(ケイトリン・オズモンドを世界チャンピオンに導いたことで有名)、そしてアイスダンスのアンドルー・ポジェたちが教えに来ていたところに彼らも参加させてもらえたのです。
ここに表現力を磨くためのレッスンにジュリー・マルコット、そしてオフアイスの指導にメーガン・デュハメルとアシュリー・ワグナーも来ていました。
ジュリー先生とのレッスンはエネルギーが炸裂!
午前中のペア練習に加えて午後からセミナーを受講、二日間で得た情報量は半端ではなかったと思います。「頭が爆発しそう」と言いながらも目をキラキラと輝かせていたのは森口選手でした。
そして一週間の締めくくりとして、金曜日はみっちりペアのエレメンツの練習。
現在、オークビルにはカナダ、チェコ、日本、韓国などから多くのスケーター達が集まって来ていて、国際色が豊かになっています。これから夏にかけてさらにフランスやアメリカからもシングル・ペアの選手たちが指導を求めてここのリンクに来る予定。
ブルーノ先生とブライアン先生とポーズ
なお、オークビルのリンクには今年の1月のナショナルズ以降、移籍してきたフィオナ・ボンバルディエ選手もいます。
フィオナ選手については1月にもこのブログで記事にしていますが、彼女は2005年1月生まれの18歳、いきなりシニアデビューでカナダ選手権3位の成績をおさめています。
お母さんが元カナダチャンピオンのジョゼ・シュイナールであることを知ってびっくり。
などと思っていたらこの直後にオークビルに移ってきたのでした。それもそのはずで、彼女、今シーズンからシングルとペアの両立にチャレンジすることになったのです!
カナダではリア・ペレイラ選手もトレント・ミショー選手と組んで先シーズンから猛スピードで上達しているので、ジャンプの得意な女子選手がペアに挑戦するのは今後、トレンドになるのかも知れません。
フィオナ選手は超・明るくフレンドリーなキャラで、これから人気も絶対に出ると思います。応援しましょう!
日本の若手ペアチームと仲良くお写真に入ってくれました。
ということで、充実の一週間を過ごした「ゆなすみ」と「さえルカ」。来週もぜひ頑張ってください!
(なおお写真はご本人たちの了解を得て掲載させて頂いています。)