2022年GPファイナル(トリノ大会):ファイナルは最もせわしない大会 | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

今日からGPファイナルが正式に始まりましたね!

 

ISUのイベントページを見ると、お馴染みの色付きのスケジュールが出ていますが、ファイナルは他のGP大会などと比べても本当にせわしない時間割となっています。

 

http://results.isu.org/schedules/gpf2022_ColouredTimeSchedule.pdf

 

 

2018年にバンクーバーで開かれたGPファイナルを手伝いに行った時のレポートをさきほど読み返して、当時の雰囲気を思い出していたところです。

 

 

そこから少し抜粋してみますと:

 

 

 

 

 

このグランプリ・ファイナルという試合、まるでレストランで最初から最後までずーっと「メインコース」ばっかり出て来るようなペースですよね。

 

裏方にしてみれば、GP大会でも各競技12人(組)の選手しか出ないのでそこそこ忙しないんですが、それでも何となく、「第一グループ」「第二(最終)グループ」の間にはやや緊張の度合いに差があります。

 

ところがこのGPFと来たら、「最終グループでーす、皆さん、気を引き締めて」って言ってるそばから、「はい、次も最終グループでーす」「次も」「次も」っていう目まぐるしさになりそうです。ああ、恐ろしい。

 

その間、間にドローだの記者会見だの、テレビのインタビュー、囲みインタビュー、と選手と一緒に走り回らければなりません。

 

もらったスケジュール表は書き込みだらけで訳が分からない。

 

記者会見では誰の名札を並べれば良いのか、椅子は何脚揃えるのか、通訳は必要なのか、あたふたあたふた。

 

 

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また、この大会はジュニアとシニアが混合で行われる唯一の試合でもあります。ジュニア選手たちはジュニア世界選手権を経験したことがあるかも知れませんが、やはりシニアの大会の注目度とはレベルが違います。

 

2018年はロシアのスーパー・トリオ(トルソワ、コストルナイヤ、シェルバコワ選手たち)が躍動したシーズンでもありました。しかし彼女たちとて、少し戸惑っている様子があって初々しいなあと思ったものです。

 

同じ大会の別の日の記事から抜粋しますと:

 

 

 

 

本当にこのファイナルというフォーマットは豪華です。素晴らしい演技をする選手たちが次から次へとテンポよく、リンクに登場する。これはもう、観ている方はたまらんでしょう。

 

ジュニア選手たちの初々しい表情を見るのはとても新鮮です。私はジュニアの大会は数年前のカナダ選手権以来なので、なんだか取材エリアに連れて行く途中もつい、「ほれ、足元気を付けてね、大丈夫?」とでも言いたくなるような気持ちになります。

 

しかしそんな彼・彼女たちがいったんリンクに出ると燃えるような視線でプログラムに挑む。ペアの Kostiukovich and Ialinが良い例で、滑っている間はシニアのペアも顔負けの技を披露するのに、裏に戻って来るとコスティウコヴィッチ選手は本当にあどけない少女。ファイナルの大きな舞台で、たくさんのメディアから取材を受けるのがちょっと嬉しそうでした。

 

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その点では驚異のロシアジュニア女子たちも同じ。シニア大会のミックスゾーンはきっと、ジュニアの大会では見られない大がかりな物なのでしょう。大勢の記者から、スポットライトの当たる中で質問攻めに遭い、テレビにも写され、すっかり高揚している様に見えました。そんな時、彼女たちが浮かべるはにかんだ笑顔が、男子を時にはしのぐ四回転ジャンプを跳ぶとは言え、本当に幼い少女たちを相手にしているのだと思い出させてくれます。

 

ジュニア選手はやはりシニアの先輩たちよりも喜怒哀楽のふり幅が大きく、失敗をしてしまった時は本当にこっちの胸がつぶれるような悲しそうな表情を浮かべ、キスクラから裏に戻って来た後もカーテンの陰でしばらく立ち止まっています。反対に良い演技が出来た時はスキップでもしかねないような様子で取材エリアへと向かいます。

 

 

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もう4年前のことなのですが、レポートを改めて読むと舞台裏の様子がまざまざと蘇ってきます。

 

 

さて、三浦&木原ペアとブルーノコーチ、そしてクロエ・パネッタ&キラン・スラッシャー組はこちらの12月5日の月曜日の晩の便でトロントからトリノ(経由地あり)へと向かいました。

 

木原選手はいつも移動となると何かしらアクシデントに見舞われる、という不思議な「特技」の持ち主ですが、どうやら今回はスムーズに現地に到着した模様です。良かった良かった。

 

クロエちゃんがIGSをマメに更新してくれているので、りくりゅうファンも彼女が情報のソースとなりますね!はるすみ組の森口選手もストーリーを良くアップしています。ファイナルへの急遽の出場となり、気持ちの高揚が伺えます。

 

本日の公式練習はジュニアペアが(現地時間の)10時45分から2グループに分かれて30分ずつ、そしてシニアペアが15時35分から、のようです。ブルーノコーチも大忙し。

 

現地にはすでにメディアも入っているでしょうからその内、画像がアップされてくるのでしょう。待ち遠しいです。

 

 

なお、私はあと数時間でりくりゅうたちの練習拠点であるオークビルのリンクに行くことになっています。その理由は。。。

 

 

何と!日本から藤沢五月選手の率いるロコ・ソラーレがカーリングのグランド・スラム大会に出場するために来ているのです!!

 

 

 

 

 

スポーツオタクのワタクシとしては、こんなに近くに来てくれているのなら見に行かない手はありません。ということでチケットを買って、11時半からの試合を観に行ってきます。

 

またそのレポは後ほど。。。