皆さま、ご無沙汰しております。
2つ前の記事で「あっという間に8月」などと書いておきながら、気が付けば「あっという間に月末」。
ブログを更新したい気持ちは多々ありながらもこのようにアウトプットが付いて行かないのは本当に自分としても切ないです。
しかも、ネタはあるんです、ネタは。
まあでもそれについてはおいおい、またお話しするとして、さすがにここいらで一つくらい、アップしておかないとと気持ちを奮い立たせました。
まずは「りくりゅう」の話題で。
すでにご本人たちからもお知らせがあったように今のところ、まだ日本に留まっていますね。
三浦選手の怪我が順調に回復しているということで#三浦璃来 ・ #木原龍一 ペアが練習を再開しました!
— 木下グループ スポーツ (@Kinoshita_Sport) August 25, 2022
お二人よりファンの皆様に、元気いっぱいのお写真とコメントが届いております⛄💕
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練習を徐々に再開しているというニュースを聞いて、気持ちが温まります。
カップル競技の場合は一人が何らかの理由で滑れなくなると、もう一人にも当然、影響が及びます。しかしだからこそ、そこは二人で乗り越えていかなければならない試練となります。
三浦選手の憧れのスイ&ハンたちはそのような経験をたくさんしているだけに、北京五輪シーズンのフリーを「Bridge Over Troubled Waters」というテーマに設定したと言っていました。(以前にもこの曲を使用していましたが、あえて再演、ということで)
2019 GP Skate Canada にて
スイ選手が怪我をした時はハン選手が支え、ハン選手が負傷した時は逆にスイ選手が励ました、と。
Like a bridge over troubled waters, I will lay me down
荒れる波の上に掛かる橋のように、私が横たわろう
(そしてあなたを苦難の向こう側まで渡す手助けをしよう)
そして二人は見事に自国開催のオリンピックで金メダルを手にしたのでした。
2019年の夏に三浦選手と木原選手が初めてオークビルに来た時のことを鮮明に憶えているのですが、それから三年間の内に彼らに起こったことには「激動」という形容詞を使っても良いかと思います。
全くの無名のペアであったところから、その秋のNHK杯で総合180点弱のスコアを得て狂喜乱舞。四大陸選手権では少し落ちた調子を、モントリオール・ワールドに向けてグングン上げて行くもあえなく大会中止。
そこから長い期間、パンデミックによる練習の停滞。半年経ってやっと出られるかと思われたGPスケートカナダが直前でまた中止になり、何度も心が折れそうになりました。ストックホルム・ワールドの直前には三浦選手が顔面を強打し、歯にワイヤーを装着しながらのド根性の演技で見事にトップ10入り。続くWTTでもその成績がまぐれではなかったことを証明しました。
さあ、これでオリンピック・シーズンに向けて突き進むぞ、というところでまたまたコロナの馬鹿野郎のせいで日本に足止めを食らう。遠距離指導の限界を感じるも、この辺りのタイミングでブルーノ・コーチが北京五輪には「りくりゅうの専任コーチとして帯同する」と宣言してくれたのは救いでした。それからボストンのリンクでブルーノさんのお友達のボビー・マーティンコーチが暖かく迎えてくれ、カナダの国境再開を待つことに。
そこからの大躍進は皆様ご存知の通りです。
しかし数えてみれば3シーズンに渡って、たったの11試合(しかも最初の2シーズンは合わせて5試合だけ)でベストスコアを総合で30点以上伸ばし(SPは初めての試合から12点以上、FSは24点近く)、しかも五輪団体3位に貢献、ワールドで銀メダル獲得。
すでにたくさんのことを二人で成し遂げて来ているのですから、きっと大丈夫。焦る気持ちを抑えてゆっくり準備を整え、カナダに戻って来てくれるのを待っています。
最後に私が個人的に楽しかった「りくりゅう」関連の直近トピックは、
その1:8月22日の木原選手の30才のお誕生日に際して三浦選手からのメッセージが「長生きしてね」だったこと。
自分が若かった時のことを思い出しても、「50歳以上」(45歳だったかも)になると何歳だろうがもうあまり見分けが付かなかったわけですから、りくちゃんにしてみれば10歳上の龍一君は「長生きしてください」と言いたくなる対象なんでしょうかね。わはは
その2:北京での活躍もあってたくさんのファンを得た「りくりゅう」には、素敵なファンアートをプレゼントしてくれる人たちが出てきましたね。中にはブルーノ・コーチまでフィーチャーされているものもあって、笑いました。
早速、それを当のブルーノさんに見せるといたく気に入ったらしく、RTしていましたよ。