GPスケートカナダが中止、という正式な発表がありました。
先週の金曜日にオンタリオ州知事がトロント、ピール(地域)、そしてオタワをステージ2に戻すと宣言していたので、想定内と言えばそうだったんですが。
すでに9月頃からオタワは感染者数の増加が取り沙汰されていたので、嫌な予感はしてたんですよね。
しかしまあ、わざわざ狙い撃ちの様にGPスケートカナダが開催される場所がこういう事態に陥るか?とも思ったんですが、よく考えてみれば大きな都市で感染が起こるのは当然なのでそこが問題なのでしょう。
例えば数年前の様にレスブリッジだとか、レジャイナだとかが会場に設定されていたら、開催は出来たかも知れません。しかし今年に限って言えば、立地的にオタワは悪くなかったのです。
多くのアイスダンスやペアチームが拠点としているモントリオールからも近いし(200km)、ほとんどのシングル選手が拠点としているトロントからもそこそこ近い(400km)。両方、飛行機を使わずにそれぞれ車で行ける距離だったので、選手たちは喜んでいました。
そして実は私も大会を手伝いに行くはずでした。今年はメディアが現場からシャットアウトされていたのでメディアセンターの役割はなかったのですが、ホテルと会場の往復時に選手たちを競技ごとにグループ分けして、バスでエスコートする役に当たっていました。
カナダ連盟から聞かされていたところによると、一箇所に集まる人の数を最小限に抑えるため非常に慎重に色々と考慮され、出入り口やウオームアップエリア、そしてバスのスケジュールなども綿密に計算されていたので本当に残念です。
他国でのGP大会が開催されるのであればカナダ(在住)の選手は割を食ったような形となりますが、仕方ありません。
まだ言いたいことはありますが、ひとまずこれにて。