新しい時代に向けてのモットー(ちょっと追記あり) | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

一日遅れですが、皆様とご一緒に新しい令和の時代を迎えられることを嬉しく思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

 

実は昨日、記念すべき新元号最初の日に某機関にて講演会を設けていただいていました。

 

最近ではこの会場でイベントに参加する場合、日本から招かれたアーティストの方々の通訳としての役割ばかりだったので、自分が喋るのはちょっと緊張するかもしれないと思っていました。なので最初にお誘いを受けた時は躊躇したのですが、思い切って請けました。

 

何故なら少し前から私のモットーは

 

「案ずるよりユヅる」

 

となっているからです。

 

羽生選手、すみません、動詞になんかしちゃって。でも日々、勇気を頂いているのは本当です。

 

私の場合はもちろんご本人に遠く及ばないレベルですが、ほんの少し手が届かないかな、という辺りのチャレンジに関してはとにかく受けて、立つ、ということを心掛けるようにしています。

 

追記です:私の中での「ユヅる」の定義を明記していませんでしたね。青文字にしたところのような感じですが要するに「勇気をもって、難しいと思えることにも立ち向かっていく」とでもしましょうか。)

 

年を取るにつれ、記憶力は低下するし、視力も落ちるし、頭の回転は本当に悪くなりました。それでもこの講演会のために必死で取り組めば、さび付いていた脳も次第にちゃんと動いてくれるようになりました。

 

老け込むのはまだまだ早いと考えるように努めて参ります。

 

これも比べるのはどうかという気がしますが、祖父が過去記事でもご紹介した赤坂迎賓館の二つの大作を世に送り出したのは、彼が70才近くになってからのことです。

 

 

内閣府HPより:「大ホール(絵画)」

 

 

ましてや私の年齢ではこれからが熟年期、というような勢いで数多くの代表作を生み出していました。

 

よーし、頑張るぞ。

 

と、そのような前向きな考え方になったおかげか、面白いことにバタバタと色んなお話が舞い込んできました。

 

 

今週は今日もイベントの司会、明日はスターズ・オン・アイスのトロント公演前にカート・ブラウニングさんの取材があり、そして再来週は日本からいらっしゃる濱口竜介監督の通訳を三日間に渡って担当させていただきます(昨年のトロント国際映画祭でもご一緒させていただきました)。

 

 

 

 

その後、6週間にかけてゲストスピーカーを交えての講座を受け持つことが決まっています。大丈夫か、とほんの少し思う自分がいることも否めませんが、冒頭のモットーに立ち返り、自らを奮い立たせています。

 

 

皆様にとっても令和の時代が活動的で勇気に満ちたものになりますように。

 

 

あ、でも昨日の講演では張り切りすぎたために割り当てられた時間を大幅にオーバーしてしまいました。羽生選手のいつぞやの記者会見ではありませんが、思わずテーブルに頭を垂れて謝ったことでした。

 

(いや、スタンドマイクじゃやり難いから、と手に持ったのが悪かったのです。まるでカラオケで歌いだしたら止まらなくなるオッチャンのような状態でした。)

 

 

そしてこちらのお天気はまだまだ冬のような気温ですが、マグノリアの花がようやく咲こうとしています。

 

春よ来い。