GPスケアメCBCポッドキャスト:カートさんが今シーズン最も楽しみにしているのは(追記!) | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

追記:

皆さん、この記事を上げてから頂いたコメントの中に、カートさんの発言の解釈に対して非常に重大なご指摘がありましたので、追記いたします。「五日間」という部分ですのでご覧ください。

 

 

さきほど、GPスケートアメリカの男子フリーの直前に発信されたCBCのポッドキャスト、”BEHIND THE BOARDS"お馴染みのメンバーで、クオンさん、キャロル・レーンさん、そしてカート・ブラウニングさん。

 

 

 

 

その中でクオンさんの「皆さん、今シーズン最も楽しみにしているのは何ですか?」という質問にカートさんが興奮した様子で:

 

「はい、はい、はーい!」

 

と手を挙げて答えます:

 

 

 

"Yuzuru Hanyu"
「ユヅル・ハニュウ」

 

 

 

 

I'm really excited about Yuzu because of something he said to me the other day.

ユヅの事がすっごく楽しみ、こないだ彼が僕に言ってくれたことがあるから。

 

「何を言ってくれたの?」

 

と、クオンさん。

 

Two things, but one is private. He said "I'm back this year" (in his wonderful accent in barely English), but he's back to do quad axel. He's back to do quad axel, and that's some sexy exciting stuff.

二つあるんだけど、一つは内緒。で、「今年も現役続けるよ」って(彼の本当に素敵な発音でね、かすかに英語っぽい)言って、理由はクワッド・アクセルを跳ぶために、だって。彼、クワッド・アクセルをやるために帰って来たんだよ。これってすごくコーフンすべきことだよね。

 

するとクオンさんもすかさず:

 

I have seen it in practice, not landed, but holy smokes, the speed, the height (woo!). 
私、練習しているところ見たわ。着氷、はしてなかったかど、そりゃあもう、あのスピード、あの高さ!(ヒュー!)

 

そう言えば前々からクオンさんは羽生選手のクワッドアクセルの練習現場に居合わせた、って言ってましたね?

 

And he's fragile like a bird, so I hope he makes it through this.

でも彼、鳥のように華奢だからさ、無事にやり遂げてくれるよう祈ってる。

 

と、羽生選手の健康を心配するカートさんです。

 

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And he and I had a talk about it, for about five days, a million years ago, I was trying quad axels.

でまあ、彼と僕とで五日間くらい、その話をする機会があったんだけど、「ぼくも百万年ほど昔、クワッド・アクセルに挑戦したんだよ」って言っといた

 

訂正:彼と僕とで話をする機会があったんだけど、「ぼくも百万年ほど前、五日間くらいクワッド・アクセルに挑戦したことがあったんだよ」って言っといた。

 

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追記:ここです!ひなみさんから「五日間、話をしたのではなく、カートが百万年前(←これは彼独特の誇張のジョーク)、五日間、4アクセルを練習した時期があった、っていうことでは?」といったご指摘を受けました。さきほど、聞き返したら、確かに!!そういうことのような気がして来ました!!!コンマなどの句読点の位置も変えました!!

 

というわけでせっかく五日間、最近一緒に過ごしたかも、という私の憶測は取り消しておきますね。最後にもちょっと追記しておきます。ひなみさん、ありがとうございました!!

 

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Were you really?
え、ほんと、あなたが?

 

I was
そう。

 

How close did you get, did you land any?
どこまで行ったの、何回か着氷した?

 

Noooo I didn't get close.
いやあああ、全然、ほど遠かった。

 

ここから相変わらず身振り手振りのジェスチャーを交えまくって喋るカートさん。

 

腕時計を指さして。。。

 

 

 

I told him, I said I felt like I was in the air forever. Like, I would go up and I'd be "I gotta be done now" and I would open up early. And.. not done yet. And he laughed and he said "I know, it feels like FOR-EVER!".

で、彼に言ったのはね、「空中にいる間、どんだけ長いんだって感じた」ってこと。だって、飛び上がってさ、え、何これ、いつまで続くの?って感じで「もうそろそろ良いだろ」ってなって体を開くのが早過ぎちゃうわけ。で、あ、まだだったか、って。そしたら彼も笑って、「分かる、本当に、いつまでえええーって感じるね」って。

 

 

 

 

And it is THIS much longer than any of his other quads, like THIS much, but the feeling, the way that we turn four is not the way you turn four with an axel. That's why a triple axel is different than the other triples.

本当にね、これくらいの、ほんっの少しのことなんだよ、彼が跳んでる他のクワッドに比べてほんっの少しだけ長く飛べばいいの。でもその感覚っていうのか、その回転のし方というのが、アクセルの場合は他のジャンプで四回転回るのとは違うの。だからトリプル・アクセルも他の三回転ジャンプとは違うわけでしょ。

 

And it felt like I was in the air forever. So I felt validated, that arguably the best skater that's ever skated said that to me, and I was like, YEAH, I felt that too! But anyways I didn't get close and then the competition got close and I never got back to trying it again.

ってことで僕はいつまでも空中を飛んでるって気持ちがした。だからすごく認められた感じで嬉しかったな、史上最高と言われるスケーターが僕にそう言ってくれて、「そらみろ、僕も(彼と)同じ様に思ったんだから!」ってなった。まあとにかく、僕は(クワッド・アクセルを)成功しなかったし、大会が迫って来ると練習するのも止めてしまって、二度と挑戦することはなかった。

 

 

↑この赤字の所がちょっとジワッと来ました。カートさんは羽生選手との付き合いがすごく長く、シニアに上がって間もない頃に一緒にアイスショーをやったり、エキシビションナンバーを振り付けたり、ということがありましたね。

 

その頃からずっと、羽生選手の事を「この子はすごい選手になる」と絶賛して来た訳ですが(またいつか、過去のCBC解説を遡ってみてください)それが今では「The best skater that ever skated」と認め、かつての後輩に今となっては自分の方が同意してもらえてうれしい、とごく謙虚に言ってるのです。この「VALIDATED」という表現は堅苦しく言えば「検証」などといった意味合いですが、口語的に使われる場合は「自分の言ってることが正しい、とちゃんと認めてもらえて」というニュアンスです。

 

 

はい、取り急ぎ、カート&ユヅの新ネタでした。

 

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ここも追記しておきますね:

 

それにしても。。。最近、カートさんと羽生選手が一緒に五日間、クワッド・アクセルの話をし続けるほど時間を共にした、ということは。。。?

 

↑文中で追記・訂正したように、「五日間」はカートさんと羽生選手が話をした期間ではなく、カートさんがクワッド・アクセルを練習した期間だとすると、残念ながら私の憶測は泡と消えますね?

 

なのでとりあえず、取り消しです。ただ、クオンさんにこの部分について昨夜、聞いたら彼女も「カートとユヅが何かコラボしようとしてたら素敵ねえ」って言ってたので、もう少し、このトピックについては聞いてみます。でもたぶん、ひなみさんのご指摘の通りだと思います。ひなみさん、本当にありがとう!