家事ネタ:果てしない靴下合わせの旅 | 覚え書きあれこれ

覚え書きあれこれ

記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

 

今日は朝からけっこうセカセカと晩の煮込み料理(豚ブロックとキャベツと豆)を作ってオーブンに入れたり、洗濯物の整理をしたりしていました。

 

そこでふと思い出したのは、母がかつてよく「家事はね、『料理・裁縫系』と『洗濯・掃除系』に分かれてて、私は絶対に前者が得意、後者は好きじゃない」と言っていたことです。


この分類は要するに「料理・裁縫」は何かを創り出す、クリエイティブな作業で、「洗濯・掃除」秩序をもたらす作業だと言いたいのでしょう。でも私の場合はこの分類だとどうも当てはまりません。

私は料理は好きだし、よくする方ですが、裁縫は「ド」がつくほど下手で苦手です。(子供のズボンの裾上げとか繕い物でさえも自分でしたことがほとんどありません。傍にいれば母に頼み、さもなくば業者送り。)

洗濯は好きというほどではないけど、さりとて億劫とも思わない。しかし掃除(ここには整理・整頓も含まれる)は「罰ゲームか」と思いたくなるほどやってて悲しくなるし、なるべくなら後回しにしたい。

なお、これはまた別の議論になるかと思いますが、「好きだからと言って上手いとは限らない、嫌いだからと言って下手とは限らない」というのも面白いポイントです。たとえば整理・整頓については自分の家なら絶対にやらないことでも、実家のためなら徹底的に、そしてけっこう上手にやり遂げる自信はあります。

さて、話を戻しますが、今朝のように洗濯をしていると一つだけ、これはめんどくさいな、と思うステップがあります。それは「靴下のペア作り」です。

今では主人と二人だけの生活をしていますが、それでもなぜか、靴下が二つずつきっちり合わないことがある、というのは一体、何故なのか。本当に不思議です。

脱いだものを一緒に洗濯籠に入れ、そこから洗濯機に入れ、(カナダですから)乾燥機に直行して、乾いたものをたたむだけ、ですよね?

その過程で一体、どこでどう無くなるのか、はぐれるのかが分かりません。

主人の場合は普段使いのものに関して、ユニクロの黒か白のソックスに限定して仕入れているので、そこそこ問題はありません。たとえ同じ時に買ったものではなくても、黒なら黒、白なら白でなんとか合わせてごまかすことができます。

私も数年前から普段はユニクロのソックスだけを履いていますが、やっぱり二色だけなんて寂しい。同じグレーでも濃淡両方買ったり、霜降りなら紺やらブルーやら、幾つか取り揃えたい。でもそうなるとどうやら私の洗濯能力を超えているようで、いつの間にかペアが揃わなくなるのです。

なぜだ、何が悪いんだ、と時折愕然としてしまいます。

 

 

考えられる理由としては、

 

 

 

レニーが籠から盗んで噛みちゃちゃくった、

 

 

 

「俺、そんなんやった覚えない」

 

 

あるいは擦り切れて穴が開いたので片方だけ捨てた、

 

というのもあるのですが、それにしてもあまりにも頻繁に起こりすぎる。


いつかきっとどこからかまた浮上してくるのだと信じているがために、決して片方だけになってしまったソックスは捨てられません。専用の箱に入れて、時折、貝合わせならぬ靴下合わせをして、ペアが揃った時の喜びは得も言われぬものがあります。

さて、実はこの話題、5年前にも記事にしています。読み返してみたら(自分で言うのも何ですが)けっこう面白かったのでリンクしておきますね。

まあ、何の学習も進歩もない、とも言えますが。。。

 

(2012年7月11日付)

主婦のささやかな喜び