2016年スケートカナダ大会:メディアセンターの役割その② | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...



朝の内はまだ静かなメディアセンターなのでブログをアップしています。

いつなんどき、雑用に呼ばれるか知れないので細切れに記事にして、画像などはまた落ち着いてから追加していきたいと思います。よろしくお願いします。



このブログで私がスケートカナダ大会におけるボランティアのことを記事にし始めて4年目。読んでくださっている皆様にはお馴染みのことになるかと思いますが、会場によってメディアセンターのボランティアの仕事内容もちょっとずつ変わります。


要するに会場の造りに影響される、ということですが、メディアセンターがどこに設置されるのか(今回や2013年のセントジョン大会の様にアイス・レベルにあるのか、ケロウナやレスブリッジ大会の様に会場てっぺんのレストラン内になるのか、など)から始まって、キスクラの広さ、ザンボニがどこから出入りするのか、などなどが異なります。

今大会が開催されているハーシーセンターはキスクラを設置できる場所が非常に狭かったため、選手たちは別のところが出入りすることになっています。こうなると6分間練習に出ていく、演技前に待機する、演技が終わってキスクラから引き揚げる、テレビ取材に行く、ミックスゾーンに行って帰ってくる、などのために選手たちが狭い通路で常に交差し続けることになります。

選手のみならず、コーチ、トレーナー、テレビクルー、セキュリティ、メディセンターのスタッフが入り乱れてとんでもないことになっています。


特に日本の選手たちはテレビの追跡撮影が半端じゃないので、カメラが回っている間、私たちもいつ通って良いのか、どうやったら見苦しい姿を画面にさらさないで済むのか、などを考えながら役割を果たさなければなりません。私たちはまだ良いのですが、他の選手たちを誘導している時は本当に気を使います。

テレビで観ていらっしゃる皆さんはやはり舞台裏での選手たちの様子が知りたいでしょうから、こういった取材は大切でしょうし、主催者側もその便宜を最大に図っていますが、会場が狭いとほんと、大変なんですわ。

早くキスクラの裏に行って、引き上げて来る選手を迎えに行かなくてはいけないのに、

カメラが日本人選手を追い、その後ろでアナウンサーさんが声をひそめてでドラマチックなナレーションをしていて、

そのさらに後ろでヤキモキしている私たちの図、

想像してみてください。けっこう笑えます。


今大会で大変なのはコーチの皆さんも同様。

演技を終えた選手がキスクラまで戻って来る間、コーチは必死で舞台裏を走っているのを目撃した時、気の毒なのと、面白いのとでどういう顔していたら良いのか困りました。


混雑した狭い通路を、なんとか選手がカメラに一人ぽっちで写る時間が短くて済むように、と走る、走る!


次はそこんとこを注目してみてください。キスクラではコーチたち、息を切らしているはずです。



(若いコーチはまだ良いけど、ちょっとお年の先生方にはキツイだろうなあ。。。)