2016年ワールド:女子SPとアイスダンスFDについて | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...




昨日、31日のCBCの午後からの放送は女子のSPでした。最終グループに間に合うようになんとか帰宅して、楽しみに待っていたのですが、ちょっと想定外の結果だったかなあ。


カートさんたちは宮原選手の演技を絶賛していて「完ぺきだったね、隅々まで気を付けて丁寧に滑って」という感想を述べていただけにスコアが期待されました。

ところが開けてみると思いの他、低い。

解説陣も

"I must have missed something"
(なにか見落としたのかな)


と戸惑い気味。


あとで詳細を見るとフリップにアンダーローテーションがあった、ということですが、専門家でさえもわからなかったのですから、私の様な素人には気づきようもありません。


でも宮原選手、過去にもこういう展開があったのですからフリーは諦めずにしっかり、一年間の成果を信じて滑ってほしいです。


この他、CBCチームのお気に入りは本郷理華選手。彼女がとても個性的で、プログラムを力強く攻めて行く所がとても評価されていました。見ていて思わずこっちが引き込まれる演技、と言われていました。

カートさんは友人のアシュリー・ワグナー選手については「これ、女子SPじゃなくてダンス番組のオーディションでしょ」と冗談を言うほど、生き生きと踊ってましたね。

ゴールド選手に関しては前々からカートさんは彼女の上半身の「固さ」を指摘しています。他の女子選手に比べてあまり反らない、いつも真っ直ぐで柔らかさが少ないのが特徴だけど、と。

ロシア女子の演技はメドベデワちゃんが最初のコンビネーションができなかったのを、咄嗟の機転で最後に付け加えたのを褒めていました。ラジオノワちゃん(あまりにも若くて可愛らしくて、なんでも「ちゃん」がついてしまう)は腕の動きが少しFRANTIC(バタバタしてる)のが気になる、とこれも前々からカートさんが言ってることでしたが、昨日の演技に関してはちょっと緊張しているかな、というコメントでした。そしてゴールド選手の後に滑ったポゴリラヤ選手は「She's all business(すごい気合い入ってる)」と彼女の最後まで笑顔を見せない様子を称していました。


さあフリーはどうなるか?


そして夜はアイスダンスのFD。まあ、正直、前日のショッキングな結果から今日は何が起こっても驚かないだろうとは思っていましたが、やはりカナダのダンスチームが両方、順位を落としたのは寂しかったわー。

ウィーヴァー&ポジェ組はなんとなく、気落ちしている感じが見えて辛かったです。途中、ツイズルやリフトでもミスをしてしまって、後で本人たちも「もっと良い演技ができたら良かったんだけど」と悲しそうに言ってました。最終的な順位は5位、と金メダルどころか台にも乗れず。


ギレス&ポワリエ組はSDで大興奮の5位に入ったのですが、FDでかなり順位を落として結果は8位となりました。彼らは毎年、他のチームとは全く違う、非常にオリジナリティに跳んだプログラムを演じる(コスチュームもけっこう奇抜)ことで知られていますが、もしかするとその個性が時として仇となるのかな、と思いました。FDは私としてはとても好きなのですが、ああいうのが好きくないジャッジもいるのでしょう。






まあでも諦めてしまったら全ては終わりです。自分で滑るのはもう嫌だ、と思うまでは頑張ってくれるでしょうからいつの日かきっと、ケイトリンたちがトップに立ってくれるのを期待しています。


あ、でも来シーズンはテッサ・ヴァーテュー&スコットモイヤー組も戻って来るんだった。CBCの解説に参加していた彼らは現役復帰宣言をしたからか、すでにかなり体を絞って来ている気がします。

特にテッサの明らかに華奢になったのにはびっくり。やっぱり気合いが入ると自然に外見的にも表れるのかも知れません。






さあ、今日はペアのSPと夜にはいよいよ男子のFS。


私も気合いを入れてテレビ観戦するぞ。