2016年ワールド:カナダ的視点から見ているので。。。 | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...





このワールド大会をカナダ的視点から追う、と宣言したとおり、今ちょっと(というか、大いに)憤慨しています。


アイスダンスのSDが終わり、CBC解説者のキャロルさんの教え子たち、パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ組が高得点をあげて現在5位。


キスクラでの彼らの表情は喜びに満ち溢れていました。




これは良いのです。





リアルタイムでパイパーとポールたちが滑ったのは午後2時半前後。この時点で彼らは首位に立ったわけです。


午後2時から始まったテレビ放送とライブの展開は微妙にずれていて、まだ演技は放送されていないのにパソコンの方ではどんどんリアルタイムでスコアが掲載されて行く。

私はパイパーたちのSDを見るのを楽しみにスコアをも追っていました。





すると2時40分から2時50分ごろにかけて、シブタニ兄妹がビッグ・スコアでパイパーたちを抜いて首位に立ち、そのすぐ後にチョック&ベイツ組が二位に食い込んだ。


1位 シブタニ兄妹:74.70
2位 チョック&ベイツ:72.46
3位 ギレス&ポワリエ:70.70


まあここまでは想定内と言えば想定内。


ところが最終グループ三番目に滑ったカナダのウィーヴァー&ポジェ組の得点と順位が判明したとたん、血の気が引きました。


71.83?

3位?



実際の映像は見ていない訳ですから、何か大きなミスでもあったのかと思いました。


そう、私のことですからもうこういう展開になると彼らの演技が放送されるのを見る気も失せるわけです。


だけど、やっぱり見ようと決めてまたテレビの前に座り直しました。そしていつ、どこでミスが起こるんだろう、いつどこで減点されたんだろう、と追っている間に演技が終わり、満足そうなケイトリンたちの表情が画面に広がる。


は?


こうなったらこうなったで、キスクラで得点を知る彼らの顔をよう見ません。キャロルさんたちが絶句する様子も聞きたくありません。思わず、隣のキッチンへと避難しました。


試合の進行上、キスクラから裏へと回った彼らを待ち受けているのはまずCBCのインタビュー、そしてミックスゾーンでの取材でしょう。

案の定、スコットさんに話を聞かれるケイトリンたち。でもあまりのショックにまだ何がなんだかわからない、といった様でした。「スコアの内訳を見ていないから(どうコメントしていいのか分からない)」とケイトリン。可哀想なケイトリン。


明日のフリーダンスで巻き返せるか、と聞かれてもかろうじて「まだ終わったわけじゃないから、明日はもちろん、精一杯の演技をする」といったような事を言っていたと思います。


それ以外、何と言えば?彼らの表情を見ればどんな気持ちなのかは明らかでしょう。



クオンさん、スミスさんたちのこの間のツイッターを見ても全くなんのツイートも発せられていませんでした。



コメンテイターに呼ばれていたヴァーテューとモイヤーも「この順位と得点は不可解」と言うだけ。


でもでも、これは私がカナダ寄りの見方をしているからだというのも承知しています。


アメリカの選手たちのファン、首位を獲ったフランス選手たちのファン、その方々は今頃とっても喜んでいることでしょう。


そしてこのジャッジングがいかにフェアであったか、グランプリファイナルで優勝したからと言って世界選手権になればそれは全く関係ないのだ、と言い合っていることでしょう。


自国中心的になるファン心理とはそういうものです。


自分が応援している国の選手は、他の国の人(メディアも含めて)の目には全く違うように映り、異なる評価をされるものです。


それをしっかり自覚しつつ、でもあえてカナダ的視点からこのまま2016年ワールドについてブログ記事を書いて行きます!(皆様もそこんとこよろしくご理解ください。)


あ、でも羽生選手に関しては「別枠」です。彼は国籍に関係なく、私のイチオシの選手ですから。