リクエストにお応えして:2014年NHK杯NBC動画のトレイシーさん部分 | 覚え書きあれこれ

覚え書きあれこれ

記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...



猛暑の日本の皆さん、爽やかすぎるトロントからこんにちは。


現在、外の気温は18℃くらいです。


果樹園でバイトしている息子が昨日、「プラム警報」を鳴らしてくれました。豊作すぎてさばけないのでプラムを大量に持って帰って来て、「あと倉庫にはこの20倍ほどある」と言うのです。







早速、近辺にお住いの友人たちに声をかけ、配っている途中です。


さて、今日は羽生選手の公開練習があるとのこと。素晴らしいお天気の中で日本のメディア関係の皆さんも喜んでらっしゃることでしょう。上手く行くことを祈っています。



そして最近、また注目を浴びている昨年のNHK杯の動画でトレイシー・ウィルンソンの部分の翻訳が欲しい、ということのようなので、ちょっとアップしたいと思いました。






ちなみにこの時のNBC放送については当時、記事にしていますので併せて読んでいただければ幸いです。





We last saw Olympic Champion Yuzuru Hanyu at the Cup of China, skating with a bandage around his head as a result of a collision in the warmup.

我々が最後にオリンピック・チャンピオンのユヅル・ハニュウを見たのは中国杯。ウオーミングアップの途中に起こった衝突事故の結果(負傷し)、頭に包帯を巻いたまま滑っている姿でした。


In the end Yuzuru had seven stitches in his chin, three staples in his head, and suffered injuries to his ankle and his thigh.
結局ユヅルは顎に七針、頭にはステープル三つの処置が施され、足首と太ももにも負傷を負いました。


His coach, Brian Orser said that it was the thigh and ankle injury that kept him off the ice for well over a week. and Brian is concerned about the lost training time heading into Osaka.
ユヅルのコーチのブライアン・オーサーによると、一週間以上も練習を休まないといけなかったのは太ももと足首の怪我が原因で、大阪(の大会)に臨むにあたって練習時間が削られたのはとても心配だと言っていました。


I spoke with Yuzuru yesterday, he said he is feeling MUCH better, and while he may not be where he wants to be, he IS motivated to finish in the top three. and earn one of the spots to the Grand Prix Final.
昨日、ユヅルと話をしましたが、ずいぶん元気になったと言ってました。調子は望み通り、というところまでは行っていないけれど、(この大会で)上位三位までに入ってグランプリファイナルの枠を取る意欲は満々だということでした。


Right now he is sitting in his fifth place, but only a  point and a half our of third.
現在、彼は五位につけていますが、三位との差はわずか1・5ポイント。


At the press conference the top three guys were joking about the fact that none of them felt safe with Yuzuru hot on their heels. In fact, Jeremy Abbott called Yuzuru a warrior, and said "I don't expect to be ahead of him after the free skate".
記者会見で上位三位の男子選手たちは、ユヅルがすぐ後ろまで追いかけて来ているから油断はできない、と笑って言ってました。実際、ジェレミー・アボットに至っては「ユヅルは戦士だから、フリースケートが終わった時点で自分が彼よりも上位に立っているとは思ってないよ」と言っていたほどです。




注:
"Yuzuru is a warrior"
というアボットの言葉はスポーツでよく使われる表現ですが、ここではシンプルに「戦士」と訳しているものの、ニュアンスとしては「戦いを決して諦めない、闘志のある奴」、ということが含まれています。



以上です。