スケート・フォトグラファーたちのこぼれ話①:デイビッド・カーマイケルさん | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...




大会三日目のボランティアを終えて帰宅しました。


今日もまだまだ全貌をお伝えするほどの余裕がないのですが、これだけは、と思って記事にします。


メディアセンターに配置されていて面白いのは、いつもは記事や写真を通してしか知らないジャーナリストたち、カメラマンたちに実際、会って話ができることです。


今大会では記者はあまりいないものの、カメラマンはかつてスケートカナダで顔見知りになった方々がけっこう来ています。


日本のスケートファンでもご存知の方が多いでしょうが、カナダ人のカメラマンのデイビッド・カーマイケさんもその一人。主要な国際大会では表彰式の際に、表彰台から下りたところでメダルを獲った三人の選手の写真を撮っているのがこの方です。



そのデイビッドさんがとっておきの一枚に関する秘話を聞かせてくださいました。



上海ワールドで男子の練習を撮っていたところ、羽生選手とオーサー・コーチが談笑していたので寄って行き


"Yuzuru, I need a special one from you”
「ユヅル、なんか特別な一枚が撮りたいんだけど」



とリクエストしたそうです。


すると羽生選手はとても気前よく

"OK, what do you want?"
「いいよ、どんなのが欲しいの?」



と聞いてくれたんだけど、なかなか決まらず、とうとうオーサーさんが


"Just put your chin on the Pooh tissue cover!"
「いいからプーのティッシュカバーに顎乗せてごらん!」



と言って撮れたのがこの一枚だったのです。







これはもうきっと日本でも良く知られているショットですよね?(私は知りませんでしたが)


でもデイビッドさんがどうやって撮るに至ったのかはここでのスクープ、ということでおすそ分けしました。



次は、これまた日本でもお馴染みのエリーナ・パーソネンさんの一枚をご紹介しますね。