四大陸選手権ナム君キスクラFS版(追記あり) | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

(追記:聞き取りの部分のところです)



さすが、毎年二月になると極寒の日々が訪れるカナダです。


昨日、今日と続けてマイナス20℃の外の気温。


この温度では肌が5分以内に凍傷になると言われていますが、けっこうフツーに皆さん、機能しているのが不思議ですね。私も昨日は車を運転したり、買い物に行ったりしました。犬の散歩も15分くらいなら行っちゃいます。



ところで昨日はカナダの国旗の誕生50周年でした。



もうすっかり定着した赤いメープルリーフの旗ですが、まだたったの50年しか使われていないんですよね。






以前はイギリスの植民地であったと言う歴史の元に別のものが使われていました。






で、色々なデザインが候補に挙がり



(選ばれなかった候補デザインのリスト:http://cponline.thecanadianpress.com/graphics/2015/flag-day/rejected-flags/index.html)




最終的に現在のものが選ばれたのです。1965年2月15日のことでした。





さて、カナダ代表のナム君、四大陸選手権では今年の怒涛の快進撃を保つことがちょっとできませんでしたが、キスクラでのブライアン・コーチとのやり取りがほっこりします。


リクエストを頂きましたので、聞き取りをしてみましたが、完全とは言えません。聞き取りにくいところもあったので、ちょっと自信がない部分は赤でマークしておきます。その前提でお楽しみください。

(追記:聞き取り切れなかったのは最後のブライアンの発言でした。皆様のご協力、提案を待っています。)


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スロー再生が終わり点数を待つブライアンとナム君。


ブライアン、お得意の両手スリスリ・パンパンッ



Okay!
さあ!





ナム君の方を向いて

What's that Grand Prix big score?
グランプリでのあの高得点、なんだったっけ




ナム君、ゆっくりと:

158
158点、でした。



(スケート・アメリカで3位になった時のことですね)


158. So...
158点か、ということは…



Not going to...
「それには届かないでしょ、今日は」みたいな感じ?)

...if it's over 150, that would be nice, right?
150点以上だったら、嬉しい、よね?



That would be nice, yes.
嬉しいです、はい。


And if not, we won't cry
で、そうじゃなかったら、泣かない、と。





ブライアン「ムフフフフ」と笑い、ナム君もつられて和む。



スコアがアナウンスされる。



145
145点か。


Not bad.
悪くないじゃん。




It's alright
ま、いいよね。

Ya.
はい。




We're not gonna ... the system


No


ブライアンのここの発言はちょっと不明です。

追記:
「...」の部分が聞き取れないのです。前後も100%確信があるわけではありません。

どなたか挑戦してみてください。でもナム君には当然、ちゃんと聞こえて、面白かったようで、最後は笑って終わっています。



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ブライアン、上手くナム君の精神状態をコントロールしています。


全てはプラン通りに行ってるのだから、ブレないように



と導いているようですね。



ナム君にとって、今シーズンのペース配分は初戦のスケート・アメリカで良い出だしを切り、カナダ選手権で最初の大きなピークを迎え、そしてもう一つのピークとしては世界選手権に照準を当てているのじゃないかと推測されます。



なのでこの四大陸で調子が落ちたとしてもそれは大きな問題ではない、これも想定内、と気持ちを静めてあげるのがブライアンの役目なのかな、と。

どこかの記事でナム君に関して「世界選手権ではリベンジ」って書いてありましたが、それとはちょっと違うような気がします。ここで勝とうと思っていたわけではないから、雪辱、というのもないでしょう。クリケットのやり方としては、究極のゴールに達するにはその過程での多少のペースダウンは想定内なんですよね。



ところで羽生選手の現在の調子について情報の錯綜があったようですが、これに関してはあまり色々と詮索しても仕方がないのでは、と思います。


本人、当事者でない限り、事態の全貌や真相は知れるわけがありません。羽生選手がファンを含めて、世間一般に知らせたいと思うことは本人が実際、発信しているもので判断するべきなのでしょう。


全日本以来、彼がメディアに公開したメッセージや映像、コマーシャルなどで登場しているものがありますが(いつ、それらが撮影されたかは別として)、羽生選手が私たちに見せたい姿、聞かせたい言葉なのだと私は一人で納得しています。



世界選手権に向けて、羽生選手はきっと全力で調子を戻すことに専念していることでしょう。


もしかすると、完全な復調はむずかしいかも知れない。



だけど彼は必ず、戻って来る。



それ以上、私たちは彼に何を望むことができるでしょうか。



以前(2013年のGPF前)、羽生選手に捧げた詩があるのですが、ここでもう一度、引用します。







これを少し、加工して、ファンの気持ちを盛り立てたいと思います。


私たちは
何をそんなに案ずるのか

彼の力を
彼の美しさを
彼の黄金の翼を
目の当たりにしたというのに

取るに足らない
そのほかのことを

何を案ずることがあろう

彼こそが
真に
魂の中の魂なのだから