Not for the faint of heart: 生観戦にはそれなりの覚悟が… | 覚え書きあれこれ

覚え書きあれこれ

記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

この一つ前の記事にえらく多くのコメントを頂きました。

登場したNちゃんも、そのお嬢ちゃんも読んでくれたようでとっても嬉しかったです。

皆さん、やっぱり生で選手たちの素晴らしい滑りを見る感動を味わうと

「そーなの、そーなのよおおおおッ」

と興奮し、まだ体験していない方々はますます思いが募る、ということなのでしょう。

さてNちゃんやMティたちの「リンクデビュー」を偉そうに上から目線で解説していた私ですが、よく考えたらそんなに何度もアイスショーや大会を観に行っている訳ではありません。

大きな大会は2013年1月のカナダ選手権が初めてでした。

その次に見たのが大阪の四大陸選手権のガラ。たまたま実家の用事で帰国していた時に御友達にチケットを譲っていただいたのです。この時、初めて結弦くんの滑りを見たのでした。

そっから2013年のロンドンの世界選手権、男子SPの日。その頃の模様は2013年3月の記事でどうぞ。

アイスショーは翌月のトロントのスターズオンアイスを観ました。これはレポート記事を書いていませんでしたが、カート・ブラウニングをはじめにジェフリー・バトル、パトリック・チャン、テサモエ組、ジョアニ―・ロシェットなどなどが出演してました。

そしてついに2013年10月のスケートカナダ大会。この時の模様はしつこいほど詳しくレポートしていますのでそちらをご参照ください。

ということで今まで三度、結弦くんをライブで観る機会を得ているのですが、なんと大会では私、ほとんどまともに滑りを観れていないのです。

というのは私、


ものすごいビビりなんです。


別のところでも触れましたが、私は自分の息子たちのホッケーの試合でも、僅差で争われる展開となると顔を覆うか、席を立つか、とにかく観ていられませんでした。

「わーもうやめてやめてやめて、打たんといてー!」
(キーパーの長男の場合)

「あーもうほらほらほら絶対に外すー!」
(フォワードの次男の場合)

などと言っては主人の背中の後ろに隠れる。しまいにはあまりの落ち着きのなさに主人に

「そんなんだったらもう試合なんて来るな!」


と叱られる始末。

なので四大陸選手権のガラはともかく、ロンドンの世界選手権の時はSPが始まる前からドキドキして結弦くんの出番を待っていました。

ところが、

いきなり私のほぼ目の前で「4T転倒&ボードにぶち当たり」


もう心臓が潰れるかと思いました。

そんなトラウマがあったため、次のシーズンの秋、スケートカナダに結弦くんが出ると聞いてもすぐには行く気になりませんでした。

ですが、ブロ友のRさんの

まさかいらっしゃらないってことはありませんよね

というお言葉に動かされてチケットを購入したのでありました。

まあ今度はしっかり観よう、と思って席についたのですが、

いきなり私のそれこそ目の前で「4Tぐらつき」そして「コンビネーションの最初のジャンプすっぽ抜け」

ぐおおおおおおッ、何なの何なの何なのッ!


それでも何とか気を取り直し、メディアセンターの仕事を抜け出してFSの結弦くんの滑りだけでも見るべきだと思って観客席に駆けつけてみると

いきなり「4S転倒」そして最初の「3Aコンビネーションすっぽ抜け」

「え?もしかしてこれって私が見てるからダメなの?


と真面目に考えた私もアホですが(悲しいファン心理)、何はともあれ、それからなのです、私がもうこの大会では裏方に徹しようと思ったのは。

罪を感じて(と言うのは大げさですが)ガラの滑りでさえもカーテン越しにチラチラとしか見なかったので、もったいない話ですがスケートカナダでは結弦くんの生演技をしっかりと見届けたとは言えません。

まあそういうわけで生観戦はよっぽど肝の据わったファンじゃないとしんどいです。

いつの日か、アイスショーくらいには行くかも知れませんが、今後もTVを観るなどして陰からひっそりと応援します。

でも一回くらいピカチュウ10万ボルト炸裂の現場も見てみたい…