日中は零度付近、時にはそれよりも暖かくなるので雪も溶けたりしました。でも夜中は寒いので、朝の内は溶けた雪がまだ凍ってて、歩くのはけっこう怖いです。
しかも今週末からまた寒波がやってくるとかで、週明けの月・火・水などはマイナス10度以下の気温になるとの予報です。まだ1月っていうのにもうウンザリ。
結弦くんたちフィギュアスケートの選手はもうそろそろソチに向かうとのことですが、あちらはどんなお天気なのかしら。
...って最近は便利だからすぐに調べられるんですよね。すると、まーえらく暖かいじゃないですか。プラス10度前後だそうです。これなら楽ですね。でもスケートは暖かくても大丈夫だけどスキーなんかどうするんだろうって思ってしまうような気温だわ。
さて、ずっと前からこのテーマについて書こうと思っていたのですが今日やっと時間がとれました。
「オリンピックには魔物がいた」
という、体操界の絶対王者、内村航平選手の名言です。
この「魔物」の正体が何なのか、については今しばらく置いといて、そういうものがいる、と想定した上での記事です。
魔物がいる → 退治に行かなくちゃ。
退治に行く → それなりの策が必要。
ということで、その際に備えておきたいものをいくつか思いつきました。
どうせ私の事ですからそう真面目な内容にはなりません。あしからず。
1.事前の必殺訓練
私は35年以上も前からのジャッキー・チェンのファンです。彼の映画がほんの場末の映画館でしか上映されていない頃、高校の友達と一緒に必死で見つけては観に行ってました。
あまりにもストーリーが単純で画像も粗く、拳闘シーンがしつこいほど長く、二言目には「アイヤー」としか言わなくてもジャッキーの魅力は余りあるものでした。
あ、脱線した。
その彼の映画で必ず出てくるのが「修行シーン」。
自分よりも数段、強い相手に挑むからには普通の練習では間に合いません。謎の師匠にとんでもない難題を押し付けられて、文句を言いながらもひたすら取り組む姿が描かれます。
こういったシーンは「ロッキー」やら「カラテ・キッド」やらの映画でもお馴染みですが、ジャッキーの場合、人間業とは思えないようなトレーニングを何の仕掛けも代役なく、本当にやってのける。
結弦くんもここ二年間、クリケットでの猛練習で飛躍的に技術や体力が向上しましたね。
今までやったこともなかったヒップホップ・ダンスや重いメディシン・ボールでの筋トレ、ダンベルを使ってジャンプの時の腕の絞り方を強化したり(これはトレイシー直伝)、マスクして滑って持久力をつけたり(こちらは結弦くんオリジナル)、それはそれはすごい工夫と時間を重ねてトレーニングを積んで来ました。
なのでこの要件は満たしてるね。
2.特別な「武器」
悪魔と戦った大天使ミカエルは聖なる剣を、
メデューサを倒したペルセウスは魔法の盾を、
それぞれ持って挑みました。
やはり何らかの特別な武器を引っ提げて行かないと勝てる相手じゃないですから。
結弦くんには最強の振り付け師(ジェフリー・バトルのSPにデイビッド・ウィルソンのFS)による珠玉のプログラムが授けられたばかりでなく
そのプログラムにさらに自ら手を加えて、進化させるセンスも開花しました。バトルが言ってたように、与えられたもの何となく滑る選手よりも、積極的に振りをアレンジしたり、提案できる選手の方が良いに決まっています。
ということで、これも大丈夫ね。
3.頼りになる仲間
悪魔の巣窟に乗り込んで行く時、やはり支えてくれる仲間がいないとダメでしょう。
鬼退治に行く桃太郎さんには犬に猿にキジ(この場合、キビ団子は武器に入れるべきなのか?)。
結弦くんにはクリケットのコーチたちとリンクメイトのハビ
そしてソチの現地会場だけでなく、日本やカナダや色んな国で応援してくれるたくさんのファンの思いがある。
…
でもここまでなら揃えられる選手が、他にいないでもない。
じゃあ、結弦くんにしか(でき)ない、特別な物(事)ってなんだろう?
それについては次の記事にて。