さきほどロンドンより戻りました。
私は実は男子のショートと女子のショートだけを見て帰ってきているのです。
なんともったいない、と思われるでしょうが、実は全く別件で16日に参加すべきイベントがあり、もしも吹雪かなんかでロンドンで足止めを食らったらちょっと許されない状況だったのです。
なのであらかじめ、友人にチケットを譲っていました。
今となっては吹雪はなさそうなのですが、まあとりあえず、明日は家で男子フリーの演技を手芸仲間たちと観戦することになっています。
さて、せっかくロンドンまでパソコンを持って行ってたのに、うまくあちらで駆使できず、結局帰ってきてからのレポートとなってしまいました。
皆さんすでにご存じのとおり、羽生クンのショートの演技は残念な結果になってしまいましたが、会場で観ていた私たちは大型スクリーンに映し出された演技後の彼の何とも言えない笑顔に胸を打たれました。
スポーツってなんて残酷なんだろう、と思うとともに、やはりこれだからスポーツはショーと違って素晴らしいのだ、とも実感しました。
本当にやってみるまで絶対に分からない。
他のブログでも紹介されていますが、演技が終わり、キス&クライに向かった結弦くんをオーサーコーチが迎えました。
後にCBCのフィードから拾ったところによると、オーサーさんは開口一番
"Hang in there"という言葉を結弦くんにかけています。
これは直訳すると「そこにしがみついておくんだよ」となりますが、要するに励ましの言葉で「ここで今しばらく辛抱して」、「諦めないで」っていう意味です。
それから二人で座ってリプレイを見ている間もちょこちょこと言葉をかけています。
"Stay strong, alright? It's not over yet. You gotta stay strong"
「気持ちを強く持って。いいね?まだ終わったわけじゃない。しっかりするんだよ」
リプレイが終わると今度は:
"That was tough"
「あれ(あの滑り)はきつかったね」
そして点数が出た後”
"Okay, we have some work to do"
「よし。これからひと仕事しないとね」
と、もう次のフリーを見据えて結弦くんにハッパをかけていました。
日本で中継を見ていた友人からは結弦くんが涙を流していた、と聞きましたが、こちらではその映像が流れませんでした。私には彼のほほを伝ったのが汗かと思われたので、その後のことだったのかも知れません。
でもオーサーさんの言う通り、まだ終わったわけじゃない。どんな展開になるのかは、やってみないと分からない。
まだまだ私たちの応援も続きます。
では取り急ぎ、ここまででいったんアップしますね。