今日はカナダでの大切な友人、M子さんの命日でした。M子さんは2010年8月16日に42歳の若さで逝ってしまいました。
そこで午後から私を含めて4人の友達が連れ立って、M子さんのお墓に行ってきました。
私がM子さんに出会ったのは2007年の暮れでした。それから三年弱の短い付き合いで、しかも後半の1年半は彼女の闘病と重なったため、本当に怒涛のような日々でした。
あれから二年が経ち、M子さんの最期をしみじみと思い出すことがありますが、当時はただただ必死で彼女に付き添うのに終始していました。
私の前ではあくまで笑顔で、苦しい時もジョークを飛ばし、私にも面白い話をするようにとリクエストした彼女でした。
でも実際のM子さんの心のうちは知る余地がありません。
旦那さんや小さなお子さんたちを残していくのはさぞ辛かっただろう。
まだまだやりたいこと、行きたい場所がいっぱいあっただろうに、どんなに無念だっただろう。
想像はできますが、それが当たっているかどうかは分かりません。
死に直面したとき、(たとえ周りにたくさんの人がいてくれても)誰もがひとりぽっちになるものなのだろうか、と考えさせられたりします。
でも今日は快晴の中、松林に囲まれたM子さんのお墓は穏かな空気に包まれていました。
私は他のお母さんたちに連れてこられた幼いお嬢ちゃんたちの笑い声や、追いかけっこする姿にとても和まされました。
こうやって世の中は淡々と、粛々と回り続けて行くのだな、と思うと不思議な安らぎを感じました。
M子さん、もっと皆で一緒に楽しい時間をすごしたかったね。
天国で安らかにお眠りください。
合掌