かれこれ18年前、、、 | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

今日、後輩のロレッタの博士号修了のお祝いに行ってきました。ロレッタはまだ28歳ですが、無事に社会学部の博士論文の口頭試問を終え、学部のラウンジでちょっとしたレセプションを催したのでした。

着いてみるとすでに彼女のスピーチは終わっていたらしく、ちょっと残念。でも私の郊外の家から電車でかけつけるには16時スタートというのがあまり都合の良い時間ではなかったので、遅めに到着してしまったわけです。

で、会場に入って、とりあえず彼女のいでたちにびっくり。オフホワイトの麻のワンピースにツートーンのパンプス、真珠のネックレスとイヤリング、髪も綺麗に結い上げていました。てっきりレセプションのためにどっかで着替えてきたのだと思いきや、その格好で口頭試問に挑んだと言うじゃありませんか。ロレッタは中国系の女の子で、とても華奢で綺麗なスタイルをしています。だからとても似合ってたんですが、それにしてもあまりにもエレガント。

私が彼女と同じ社会学部で博士論文の口頭試問を受けたのはすでに18年前になります。当時はまだ長男が2歳半で、とてもお洒落に気をつけるような余裕はありませんでした。おそらく紺のブレザーにカッターシャツと綿パン、のような服装をしていったんじゃないかなあ。

長い年月をかけてようやく終わった時は、もっと興奮して幸せな気分になると思ったのですが、意外にフツーに受け止め、「え?これで終わり?」みたいな不思議な感じでした。別に次の日から何が変わるわけでもなし、また元の生活に戻る。ただ今後は(少なくともアカデミックな場では)名前の前に「ドクター(博士)」という肩書きがつくことになる。

それが後の人生にどんな影響を及ぼすかは人それぞれなんですね。私の場合は、それなりにキャリアにも役立った時期があったし、今晩なんかはドライカレーを作って、犬の散歩に行くのに博士号がどう関係するんだろう、と思ったり。

まあ、可愛いロレッタの将来を見守って行きたいと思いました。