毒恋〜毒もすぎれば恋となる | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『毒恋〜毒もすぎれば恋となる〜TBS系列20240910〜全12話

原作は牧野圭祐の小説。

 

脚本 川﨑いづみ(『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』『ながたんと青と』他)

演出 大内舞子林雅貴青木達也

 

濱正悟、兵頭㓛海、こがけん、河相我聞、小林涼子、河井青葉、のせりん、中村育二、袴田吉彦、栗田芳宏、他。

 

27歳にして法律事務所の共同経営者になった勝ち続ける敏腕弁護士志波令真(濱正悟)は、一方でコンビを組んだ相棒を容赦なく切り捨てる冷酷さも備えている。次に控える案件では100人目となる相棒が必要だが…。

ある日、同僚の風間公太郎(こがけん)に誘われ、沙樹(河井青葉)のバーのトイレで一人の青年ハルト(兵頭功海)と出会う。志波の一人暮らしの家には多肉植物がたくさんあり、それらと日々会話することが心の均衡を保つ役割を果たしていたが、どうも落ち着かない。ハルトのことが気になるのだ。そこで、やり慣れないソロキャンプに出かけると、なんとそこでハルトと再会をする。手慣れた感じでバーベキューの支度をするハルトは志波の心の中にいともあっさり入り込んでしまった。流れでハルトは一時的に志波の家に住むことになり、家事一切を引き受け、その快適な環境に志波は馴染んでいく。そして次の案件にハルトが協力を申し出る。100人目の相棒となったハルトは有能で、その裁判も勝訴と終わる。

やたらとボディタッチが多く、気持ちをストレートに伝えてくるハルトに徐々に翻弄されていく志波は、次の案件で逆ハニートラップを仕掛けたことでハルトへの想いが本物であることを自覚する。気持ちをかき乱されながらも仕事をなんとかこなしていく中で、ある日風間の抱える仕事でハルトが詐欺師であることを知る。そういえばハルトについて何も知らないことに気づく。

沙樹のところへハルトの居場所を聞きに来たユウ(のせりん)と出会い、ハルトが家出少年少女たちの面倒をみていることを知る。詐欺師であれ、今は信頼のおける相棒であり恋人、もうあとにはひけない志波は、ハルトの存在を公にする。

その後、開発プロジェクト関連の仕事で、過去に辛苦を舐めさせられた因縁の弁護士蜂須賀(袴田吉彦)と相対することになる。ハルトも全力で応援するが、そのハルトが詐欺師であるとのタレコミがあり、所長の岩峰(中村育二)に事務所を辞めるかハルトを切るか二者択一を迫られる。その上、この件の黒幕である有栖院坊(栗田芳宏)はハルトの実の父親であることがわかる。たちはだかる運命に二人の想い合う気持ちは…。

 

恋愛初心者の敏腕弁護士と、百戦錬磨のハルトの恋愛模様が、いくつかの案件を絡めて描かれる、BLでっす!!!

これは友人が夢中になってて勧められて見たもので、兵頭功海って、「インフォーマ」でそのアクションのキレに唸らされた子じゃないか! と、その様子の違いにまず驚いた。でもこの作品でもアクションはめちゃくちゃかっこよかったし、演技も良かった。系統は磯村勇斗で、今後も期待出来る俳優さんに思う。

けど、あれこれ起伏はあるものの勧められるほど面白くもなかった(^_^;)。ラブラブなシーンを堪能する作品。BLですしBLですから。

 

濱正悟は『絶対BL〜』以来かなあ。演技の部分より素の部分の方が魅力的な俳優さんだなと思った(アドリブというほどのものではないけど、演技が切れてるであろう瞬間が見えた…のだが、本当のところはわからない)。系統が忍成修吾。他の作品を知らないので頓珍漢かもしれないけど、今のうちに陽気で明るくはっちゃけるキャラクターをいくつかやっておいた方がいいと思う。

 

★★★(★)