『新宿少年探偵団』(1998)
原作は太田忠司の小説。
監督 淵井正文
脚本 尾張元
学校もまともに行ってないような落ちこぼれ羽柴壮助(相葉雅紀)は自ら探偵を名乗り、生活圏新宿で太陽の形のような落書きマークを追っていた。それは謎の少女アリサ(酒井彩奈)が現れた場所。アリサは氷のように冷たい手を持ち、友達を欲しがっているという。でも悪魔か幽霊かと噂され、誘いに乗ったら危険だと言われている。
ある日壮助はアリサが少女に声をかけているところ出くわす。しかし、機械獣シータを携えており、何もできずに気づくと姿を消していた。怪しく光るペンダントを落として。
壮助はそのペンダントが何であるか、小学校の同級生で秀才の神崎謙太郎(松本潤)に分析を頼む。それは信号を発する通信機のようなものだった。二人はアリサの正体を探るべく本格的に動き出す。その過程で、機械獣シータの存在を知る謎の少年蘇芳彰(横山裕)と出会い、芸能活動をする夢野美香(深田恭子)とその友達七月響子(加藤あい)と知り合う。そして蘇芳からもらった通信機BDバッジを介して四人は少年探偵団よろしく交流を深め、美香の悩みを主軸にそれぞれの直面している問題に向き合い、アリサの秘密、蘇芳とアリサの父を名乗る科学者軽部(近藤正臣)の関係、軽部の目的、蘇芳の正体もが明らかになっていく…。
アリサは心を持ってしまった人造人間だったという…簡単に言うとジャンルは特撮SFもの。原作はライトノベルとのことで…おそらく原作は面白いのでしょう(^^;;。メインテーマは友情と少年少女時代の清らかな心だと思われる。
壮助の父親に金田明夫、謙太郎の母親に深浦加奈子、響子の父親に藤浪辰爾、美香の母親に加賀まりこ、父親に清水紘治、蘇芳の従者に石井愃一(いしいけんいち)、ヒントを話す古本屋の店主に不破万作。
まだ「嵐」デビュー前なので、ジャニーズJr.の映画。
…彼らに関わらず、名のある俳優さん(本当に素晴らしい)以外、つまり主演下手くそ。実年齢も中高生になるが今の子の方がよっぽどうまい。でも、当時はこの程度で良かったんだろうなぁ。アイドルだから。響子は空手好きの設定で練習してるんだけど、やわい。これ、ちゃんと指導したのか気になるレベル。
それよか新宿の街が懐かしい。だいぶ風景変わった。軽く四半世紀前だ。壮助の移動手段であるキックボードは当時から人気だったのか、それには驚いた。記憶にない。
ラストはジャニーズJr.揃っての歌「Can do! Can go!」とダンスパフォーマンス、ハワイロケ。滝沢秀明も二宮和也も風間俊介もいた。山下智久や錦戸亮も(デビュー組は他にも)いたみたいだけどわからなかった。そして滝沢秀明が一番ダンスがうまかった。センターにいるし。
★(★)