【ndjc】曇天クラッシュ | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『曇天クラッシュ』(製作2010)

ndjc(New Directions in Japanese Cinema)

文化庁委託事業・若手映画作家育成プロジェクトの作品

 

監督・脚本 高橋泰進(=たかはしやすのぶ)

 

勤め先をクビになり8年ぶりに実家に帰ってきた慎司(前田広治)。妹陽子(野村佑香)も手伝っている父哲司(木之元亮)の自動車修理工場を継ぐつもりだ。しかし哲司は、保険屋で働く慎司の学生時代の友人と組んで自動車事故を偽装して保険金詐欺を働いていた。もちろん陽子も承知だし、慎司の友人らばかりか、町ぐるみで哲司を頼っていた。哲司は人助けだと言う。慎司は覚悟を持って実家を継ごうと帰ってきたが、これでは犯罪だと考えてしまう。そんな時、いつものように偽装事故を起こした哲司が怪我で入院してしまう。だが、哲司を頼って偽装を願い出る客が待っている…、慎司はついに…。

 

普通なら捕まるなりして終わりなんだけど、それがないのが気持ちいい。これは映画だもの。

そんなわけで、覚悟を試されたというオチがついててなかなか良かった。そりゃ生半可な気持ちじゃ渡れない危ない橋だものな。いや、渡るなよ(^^;;

しがらみやそれこそ持ちつ持たれつの助け合いや、田舎独特の暗黙の世界が見えるのも良かった。

 

大クラッシュするわけではないけど、スタントも大変と思った。

 

詐欺は犯罪です。

 

★★★★

 

 

制作プロダクション シネムーブ