【ndjc】はなくじらちち | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『はなくじらちち』(製作2015)

ndjc(New Directions in Japanese Cinema)

文化庁委託事業・若手映画作家育成プロジェクトの作品

 

現在活躍している監督の初期作品が見れるのはいいね。癖や系統をとらえやすい。

 

監督・脚本 堀江貴大(『先生、私の隣に座っていただけませんか?』、脚本『花と雨』、他)

 

レンタカーの返却業務に就いてるものの荷物は月極コインロッカーに置きその日暮らしも同然の生活をしている哲治(森下能幸)の前に、娘だと名乗る女子プロレスラーになった花(黒川芽以)とマネージャーであり婚約者の鯨(夙川アトム)が現れる。確かに、昔トラック運転手だった哲治は妻子を置いて蒸発していた。けれど、記憶喪失になり何もわからない、人違いだと別名を名乗る。とりあえず仕事である乗り捨てのレンタカーを静岡の裾野営業店に届けなければならず、花と鯨はそれに同行する。その旅で15年前哲治がなぜ蒸発したかがわかるのだが…。

 

のろまで気の利かない要領の悪い哲治が情けないけど嘘を突き通すのはすごいなと思った。理由はなんであれ、捨てたという意識はあるのだな、と。森下能幸の演技がわかりにくく、観てるこちら側も本当はどうなの???と思えて、これは役者の勝ちだなと思った^^;

いい話ではあった。

 

★★★(★)

 

制作プロダクション 東宝映画