【ndjc】チキンズダイナマイト | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『チキンズダイナマイト』(製作2014)

ndjc(New Directions in Japanese Cinema)

文化庁委託事業・若手映画作家育成プロジェクトの作品

この作品連はおおよそ30分なのだが、その短い時間で俳優をこれだけ魅力的に描けるのは素晴らしいなと。短いからこそ出来るのかな。

 

監督・脚本 飯塚俊光(『ポエトリーエンジェル』他)

 

高校1年の橋本諭吉(岡山天音)は今日もいじめっ子らににいじめを受けていた。その橋本の前に、チキンズダイナマイトというゲームをクリアすれば二度といじめられなくなると元いじめられっ子の先輩(前野朋哉)が声をかけてくる。その内容はミス西高と1週間つきあってブラジャーをゲットするというものだった。ずっといじめられてきた橋本は先輩の「景色を変えてみないか?」という台詞にゲームに挑むことを決める。

まずはミス西高が誰なのか…ミス西高は流動的で現在のミス小山(恒松祐里)に言わせるとこれもいじめの一環だという。それに小山には彼氏がいると言う…でも橋本にはそんなこと関係なく、猛アタックの末、交換条件で1週間の交際の約束を取り付ける。そしてついにブラジャーゲットまで漕ぎつけるのだが、それはつまり交際終了ということで…。

 

現状を「変えられるのは自分だけ」というメッセージ。

面白かった。岡山天音に前野朋哉だし。

オチも予想はついてもきれいな締め方だった。タイトルもいじめられっ子の心情にぴったりだしポジティブ。

 

恒松祐里かわいいし今より演技も良かった。ふっくらしてる方がいいな。若いせいかな。

いじめっ子のボス役の子、高尾勇次、良かった。調べてみたらビルドにも出てたみたいで、気づかず。作品によって印象に残る残らないって、何があるんだろう。

 

★★★★(★)

 

 

制作プロダクション ダブ