『それからのこと、これからのこと』(2016)
監督・脚本 石橋夕帆(『左様なら』他)
高校の卒業式の日の一コマを2つの物語で綴る短編。
「それからのこと」では
卒業前日に友人(横瀬沙公良、武田一馬)に教室に二人だけにされ、もどかしい時間を過ごすなお(芋生悠)とみやけ(笠松将)。卒業式のあとに待ってたものは…。
「これからのこと」では
卒業する写真部の先輩(古山憲正)に想いを寄せる後輩(永瀬千裕)がとった精一杯の行動は…。
本当に一コマを抜き出したものだった。響く人もいるのかな。まあ、ああ、あの感じね、という感触はあったので、誰しもが覚えがあるだろうな。
会話の台詞の中にはいいものもあったけど(「なぜ第二ボタンなのか」→「心臓に近いからでは?」→「こわ」)流れてしまってもったいなかった。でも、そもそも雰囲気を味わって欲しいくらいの作品だと思うので、これで正解なんだろう。
笠松将がやたら雰囲気が良くてうまかった。
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