泣くな赤鬼(まあまあネタバレ) | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『泣くな赤鬼』(2019)

原作は重松清の小説。

 

監督 兼重淳(『キセキーあの日のソビトー』他)

脚本 上平満、兼重淳

 

堤真一、柳楽優弥、川栄李奈、竜星涼、佐藤玲、キムラ緑子、麻生祐未、堀家一希、武藤潤、他。

 

13年前、甲子園出場を目指す城南工業高校野球部監督の小渕隆(堤真一)はその熱血指導ぶりから「赤鬼」と呼ばれていた。一年に中学時代も活躍していたゴルゴこと斎藤智之(堀家一希)が入ってきた。すぐに頭角を現しサードポジションにつくが、身勝手かつ悔しさより諦めが早く、努力が足りない面が目立ち、奮起させるためにも腕はイマイチだが努力家の和田圭吾(武藤潤)とポジションを競わせる。しかし赤鬼の思惑はうまくいかず、ゴルゴは野球部も高校も辞めてしまった。

甲子園の夢はもう少しのところで叶わず、今、赤鬼は当時の熱血ぶりは見られず、愛称も「ブッチー」になり、進学校の西高校で流すような野球指導をしている。そんなある日、病院でゴルゴ(柳楽優弥)と再会する。ゴルゴは結婚をして子供もいる。妻の雪乃(川栄李奈)と一緒だった。赤鬼はゴルゴの才能を潰してしまった気まずさからろくに話もできなかったが、ゴルゴにはすでに思い出になっていたし、ずっと赤鬼の野球を見てきていた。

その後、雪乃が赤鬼を訪ねてくる。ゴルゴが末期の癌だと判明したのだった。赤鬼を慕っているゴルゴの見舞いに来て元気づけてくれという。そこから赤鬼とゴルゴの交流が再び始まる。当時ポジションを渡した和田にも会いたいというゴルゴのために和田(竜星涼)を訪ねるが、和田は赤鬼がゴルゴのために自分を利用していたことを知っているし、ゴルゴに負い目もあったのでどちらとも会いたくなかった。しかし、最後に野球がしたいというゴルゴの願いは、西高野球部員に交じることで叶えることができ、そこへ和田もやってきて、過去のわだかまりは解消される。これを機に、赤鬼は野球部の練習に身を入れるようになり、そしてゴルゴは死を前に、赤鬼が教えたかった悔しさを初めて知る…。

 

良かった。堤真一がうまいんで。柳楽優弥もいいし。

簡単なストーリーだからこそ演技で見せる感じ。

でもちょっと高校時代〜妻子をもうけるまでのゴルゴの変化(心情表現)が欲しかったな。

 

★★★

 

 

 

 

配給 KADOKAWA