FLARE〜フレア〜 | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『FLARE〜フレア〜』(2014)

日仏合作映画

 

監督脚本 大塚祐吉

 

福田麻由子、玄里、凜華せら、加藤雅也、谷村美月、山口紗弥加、広瀬アリス、宮川浩明、他。

 

芸術家肌でこだわりが強いため世渡りも下手で落ちぶれた酒浸りのフランス人写真家ジャン(バレンタイン・バノン)は横浜を拠点に暮らしている。毎日のように借金の取り立てに追われ、パトロンのジョニーにも見限られ、画廊のミユキ(凜華せら)とモデル兼セフレのエリカ(玄里)がかろうじての拠り所だったある日、コンビニで17歳の家出少女フレア(福田麻由子)に出会う。被写体として心惹かれたジャンはフレアの希望もあってカメラアシスタントとして迎え入れる。ジャンの現状を知るほどになんとかしたいと思い始めるフレアは、ジャンには内緒で体を売って借金を完済する。フレアはどんどんジャンに恋い焦がれていく。

 

フレアの生い立ちの厳しさが純粋な恋心をより透明感をもって描かれている感じ。静かに想いが育ったいく過程も丁寧だった。

一人の少女が恋をすることで大人になっていく話。

良かった。

 

★★★(★)

 

 

精神科の病院でフレアと知り合うサキだけど、説明不足は否めないものの演技で有無を言わせない、広瀬アリス、うまいなぁ。

パトロン的な立ち位置になるのか、写真を撮ってくれと依頼してきたエンザイ役の加藤雅也もうなるほど良かった。死を前にしたITヤクザかな? またその秘書ナオミ役の谷村美月も良かった。

金貸しの佐藤役の宮川浩明も良かったし、玄里も凜華せらも良かった。

と、すごい演技派で周りを固めていたのと、横浜という舞台、ハンディタイプのカメラを多用してるのもあって、雰囲気で魅せられた感じ。