チキンレース(ネタバレ有り) | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『チキンレース』(2013 WOWOW) ドラマW


監督 若松節朗(『振り返れば奴がいる』『やまとなでしこ』『救命病棟24時』他)

脚本 岡田惠和(『白鳥麗子でございます!』『ドク』『ひよっこ』『アンティーク』『バンビ〜ノ!』『銭ゲバ』『セミオトコ』他)

寺尾聰、岡田将生、有村架純、鹿賀丈史、松坂桃李、松坂慶子、他。

医者の家系に生まれ、兄弟もみんな医者なのに、医大受験に失敗し、看護師となった神谷猛は、尊敬する父に顔向けできず実家から離れた病院に勤める。そこで、19歳の頃好きだった女マリを賭けて友人のコージとチキンレースをして海に落ちて以降45年間昏睡状態の患者飛田の担当につく。
不器用でヘマばかりする神谷は、指導係の櫻井のアタリのキツさや厳しさについての愚痴や、お家事情からくる劣等感や挫折についてを眠ってる飛田によくこぼしていた。そんなある日、奇跡的に「うるせぇよ」と飛田は目覚める。神谷の心情を聞いてきた飛田は親しみを覚え、その後の心身共のリハビリも神谷を指名し、2人は毎日を共にし、友達のような仲になる。
飛田の両親はとっくに亡くなっており、入院費はチキンレースの相手のコージがずっと支払っていて、その後マリの名義で支払われていたと知る。マリとコージはチキンレースの決め事にのっとり結婚したが、コージは亡くなっていた。神谷は北海道に住むマリに会いに行こうと飛田を発起させる…。
遅い青春グラフティ。

飛田は長い眠りの中での老化から血管に支障があると診断されていて、突然死もあり得ると忠告されていた。その上でのラストのシーンがあざとくてがっかりした。死んだかに思わせて実は生きていた、からの、また眠りにつくようなフリでエンドとか、しつこい。この手の奇跡ものは感動で終わらせるのが一番きれい。死ぬにしても生きるにしても一発で〆てこそ。

有村架純の櫻井キャラが恋に不器用すぎて逆にムカつく。松坂桃李演じる伝説の男飛田に憧れる元不良のキャバクラ店長のキャラが薄くてもったいない。神谷の父親の威厳も今ひとつ。設定を凝り過ぎて描ききれなかった感が強い。まあ、ドラマなので…。
話はいいのに色々残念だった。

★★(★)