最近は、コロナの影響で、仕事でも外出することが激減しました。
会議や研修会等はほとんど中止になり、
代わりにZoomを使ったオンラインでの開催に変更される事が
当たり前になってきました。
確かに感染拡大防止の為には有効ですし、
会場への移動の時間や経費も節約でき、便利なのですが、
移動時間、街中の何気ない風景に癒されたり、季節を感じることが出来なくなりました。
感染拡大防止の蜜は避けられても、
仕事時間だけはどんどん蜜になっているようです。
コロナ対策で政府からは色々な
助成金やワクチン接種のスケジュールが出されていますが、
日々変わる情報と現場での運用の問題に
翻弄され、頭を抱えていらっしゃる方々も多いと思います。
国、行政はじめ誰しも初めて経験、
仕方がないと言いながら早一年。
携わる方々のご心労、心よりお察し申し上げます。
今日は気分任せ、足任せのそぞろ歩きを決め込み、
目的のない気楽さと、心地良さについ足を延ばしました。
川沿いの静かな冬枯れの小径を歩いていくと、
見上げる梢の隙間に広がる青空を横切って、
静かに舞降りてくる白サギ。
翼をはためかせ、対岸の川岸へと消えていきます。
林の中は、
夏の鬱蒼とした薄暗さとは対照的に、木々はすっかり葉を落とし、
複雑に生い茂っていた下草は霜枯れて、
明るい冬の日差しが差し込む開放的な広がりを見せています。
頭上では、枝から枝へせわしく飛び回る鳥たち。
時折羽を休める木々の枝には
それぞれ個性的な冬芽が顔をのぞかせています。
鱗のように硬く閉じた芽、ふかふかの毛をまとったもの、大きいものや小さいもの、
実に様々な冬芽があるものです。
そのどれもが、今はじっと
木の芽張る季節を待っているようです。
そんな冬景色の中にあって、こんもりと緑の茂み。
椿です。
込み合った葉の間に、ぽっかり空いた小さな空間。
茶室のにじり口を思わせます。
覗き込む先には、ほのかに灯る一輪灯。
重なりあう青葉の陰に半開一重の小さな花びらが一輪。
ひっそりと咲いた侘助です。
なんと趣のある愛らしい花か。
狭い茶室の一輪差しに投げ入れられた茶花のようです。
一期一会のもてなしに、
自然の風情や季節感を与えてくれる野の花の
素朴でありながら気品と潔さ。
同時に不思議な安堵感を覚えます。
遠い昔、
優しかった祖母が、お茶や花を生けるその姿が
今でも私の
椿の心象となっているようです。
人影まばらな公園です。
大きな枝垂れ梅の花が咲き初めていました。
今年は梅がほころび始めるのが遅かった気がします。
立春を過ぎ、
心なしか寒さが緩んできたように思います。
これから長く楽しめれば良いですね。
ここにも椿の花たちが咲いています。
紅侘助とありました。
これは寒椿でしょうか。山茶花でしょうか。
迷います。
スマホで画像を検索しました。
椿の学名はCamellia japonica カメリア・ジャポニカ
山茶花はCamellia sasanqua カメリア・サザンカ
どちらも日本の固有種のようですが、
寒椿で検索すると
Camellia sasanqua'Shishigashir カメリア・サザンカ′シシガシラ′
とありました。
「寒椿」は
椿と山茶花の交雑種で′シシガシラ′という品種という事でしょうか
という事は、同じ椿属同士Camellia × hiemalis（自然交雑種）
ということで、
Camellia japonica×Camellia sasanqua 'Shishigashira′
（椿と山茶花の自然交雑種で、その品種名はシシガシラ（獅子頭）。）
と書けば良いのでしょうか。
更に寒椿は
関西では「獅子頭」と呼ばれていると書かれてありました。
そうなんですか。
ちょっと楽しくなりながら、スマホにメモを取りました。
外の空気はやはりいいですね。
もう一年近く散歩とジョギングと買い物以外は外出していません。
最近は身近なところでクラスターが起きたり、
職場の職員のご家族の周りでそんな事が起きたりと
戦々恐々
気持ちの余裕までなくなっているようです。
気持ちに余裕がないと、なかなかブログも書けません。
困りました・・・。
そんな中でも眠れない夜や食事の隙間時間を見つけては
皆様のブログを訪問させて頂いています。
とてもありがたく
読ませて頂いています。