白南風 | もとろーむの徒然歳時記

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山が好き、花が好き、クラッシック音楽や絵画、演劇に歴史好き…気ままに書かせて頂いています。

 

久し振りの梅雨の晴間です。

 

 

今年の梅雨の豪雨は、全国で大変な災害をもたらせています。

 

被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 

早くこの大雨が終わる事を願っています。

 

 

 

日曜日、久し振りの梅雨の晴れ間、

 

散歩に出てみました。

 

 

 

いつもの散歩道は梅雨の小路になっていました。

 

アカツメクサは繊細な花びらを開き、ワルナスビの花がいつの間にか

 

群落を作っていました。

 

昨夜まで降り続いていた雨の湿気が、久し振りの強烈な日差しを受け、

 

草の茂みから立ち上る、ムッとする草いきれ。

 

しばらく忘れていた真夏のような日です。

 

 


 

空を慌ただしく流れていく雲たち。

 

 

そろそろ梅雨も終盤。

 

梅雨の終わりを告げる白南風(しらはえ)か、

 

南から

 

東から、北から強い風を吹き付けて来ます。

 

 

地面を這った強い南風は、

 

辺り一帯を翻弄し、その後一気に空へと舞いあがります。

 

風の末路には、目まぐるしく姿を変える雲たち。

 

自由奔放に雲脚は過ぎていきます。

 

 

そして、行き場を失った雲は、

 

分厚い雲となり、再び天から地へと垂れこめます。

 

行雲流水…、

 

逆らいようのない、自然の営み。

 

まだ、しばらくの間、雨の季節は続きそうです


 

 

夕方、雲の切れ間の一瞬に

 

光を放つ雲の一陣

 

ほんの一瞬の夕焼け空。

 

 

今年ほど、早い梅雨明けを願う年もありません。

 

これ以上の災害が起こりませんように。

 

暮れゆく空に祈願します。