観天望気 | もとろーむの徒然歳時記

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山が好き、花が好き、クラッシック音楽や絵画、演劇に歴史好き…気ままに書かせて頂いています。

 

早朝、久し振りにのんびり庭に向かっていると

 

突然、朝の空気を切り裂き

 

鳴り響く、緊急地震速報の通知音。

 

静まり返っていた、ご近所からも一斉に聞こえて来ました。

 

幸い、こちらの揺れは大した事はありませんでしたが、

 

千葉県の旭市では震度5弱の揺れだったそうです。

 

被害がない事を祈ります。

 

また、私の故郷、長崎県の佐世保市では記録的な大雨とか、

 

本当に被害が出ない事を祈るばかりです。

 

 

朝はしとしとと、梅雨らしい雨の朝です。

 

ひんやりとした朝の空気に、溜まっていた疲れも癒されていくようで

 

硬い木の椅子ながら、

 

どんどんと沈み込んでいくような心地良さを感じます。

 

 

 

なかなか、こんな時間が持てないまま、いつの間にか庭も梅雨の装い。

 

緑濃くなる中

 

紫陽花は雨に洗われ一層、鮮やかさを増していました。

 

 

 

実はこの紫陽花、

 

以前住んでいたマンション近くのお宅で咲いていた紫陽花でした。

 

この紫陽花を見るたびに、この紫陽花が好きだと立ち止まっていた妻でした。

 

ある日、ゴミを出しに行った妻、

 

そこで見たのは剪定され、束ねられていたあの紫陽花。

 

妻にとってはお宝に見えたのも当然の事。

 

千載一遇の出合い。

 

満面の笑みをたたえ、もどるなり

 

声を震わせ私に報告し、ハサミをつかんで再びゴミ置き場へ。

 

頭の中では、既に紫陽花が花開きの

 

願っていたのは多分はこの一言。

 

「ゴミ回収車が来る前に…。」

 

そして

 

大事そうに切り取ってきた一枝の茎。

 

それを植木鉢で挿し木。

 

紫陽花は根付き、その後

 

マンションのベランダで初めて花を咲かせた

 

大事な紫陽花です。

 

 

 

つぼみが膨らみはじめ、たアガパンサスです。

 

雨にあたって長い茎を揺らしています。

 

 

 

そろそろ終りを迎える百合の花。

 

毎年、律儀に花を咲かせてくれます。

 


 

デッキの壁面には、

 

今年も沢山のブラックベリーが実りました。

 

まだまだ、未熟な緑色の房ですが、

 

出入口を通る度に頭にぶつかり

 

その硬さから意外な衝撃が返ってきて、驚かされます。

 

結構痛いです。

 

 

そろそろ収穫の準備の為、冷凍庫の整理をはじめます。

 

我が家の一年分のジャムやソースになります。

 

 

私の子猫の額ほどの畑では、小さなスイカが膨らみはじめていました。

 

毎朝、雌花を見つけては、雄花の花粉を受粉させていました。

 

このスイカが最近受粉した一番小さなスイカのようです。

 

夏の楽しみ、

 

大きく育て、小玉スイカ。

 

 

 

遠くからカエルの鳴く声が聞こえてきます。

 

カエルが鳴くと雨が降る。

 

ツバメが低く飛ぶと雨が降る。

 

猫が顔を洗うと雨が降る。

 

降り続く雨空を見上げていると、忘れていた観天望気の

 

そんなことわざを思い出しました。

 

 

まだまだ、梅雨は続きそうです。

 

大雨で災害が起きない事を願うばかりです。