草の名 | もとろーむの徒然歳時記

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山が好き、花が好き、クラッシック音楽や絵画、演劇に歴史好き…気ままに書かせて頂いています。

 

草の名  金子みすゞ

 

人の知っている草の名は、

わたしはちっとも知らないの。

 

人の知らない草の名を、

わたしはいくつも知ってるの。

 

それはわたしがつけたのよ、

すきな草にはすきな名を。

 

人の知っている草の名も、

どうせだれかがつけたのよ。

 

ほんとの名まえを知ってるは、

空のお日さまばかりなの。

 

だからわたしはよんでるの、

わたしばかりでよんでるの。

 

 

 

Mahonia × media   ‘Charity’

 

マホニア メディア チャリティー

 

ヒイラギナンテンとロマリーフォリアの交雑種で

人工交雑で作られた園芸品種だそうです。

 

 

この花は何という名前なのだろう。

 

普段から見かけているのに、名前を知らない草花はたくさんあります。

 

気になっている草花はたくさんあるのに、

 

そのままになっています。

 

子どもの頃は植物図鑑で、草花の名前を調べるのが好きでした。

 

 

今は、その気になれば、

 

スマホで写真を撮り、画像検索すると、その花のみならず、

 

似た花の画像や名前まで次々に出てきます。

 

溢れるように

 

たくさんの情報が表示されます。

 

 

こんな簡単な検索手段があるのに、最近なぜか気が向きません…。

 

そういえば、本棚に並ぶ

 

父が遺した、植物図鑑を開く事も少なくなりました。

 

牧野富太郎先生も、

 

たまには開けと、嘆かれているかもしれません。

 

 

植物を観て、図鑑を広げる時間が、

 

なぜか至福の時間のように思える

 

この頃です。

 

 

 

小さな小さな、

 

節分草を見つけました…。