宮沢の森たより №141 ミノムシの仲間? 2024-5-26 | 宮沢の森便り

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横浜市瀬谷区の住宅地の中に宮沢ふれあい樹林があります。
このふれあい樹林で緑豊かな心休まる素朴な香りが味わえる場を
守り育てる為の活動を行っているのが宮沢の森愛護会です。

ぶら~りある記

生物には一回繁殖型と多回繁殖型があり多くは複数回も子孫を産める型だがウバユリや鮭は一回繁殖型で生涯一回のみの繁殖しか出来ない(1~2年草は例外)

ところが、最近の技術でキングサーモン(一回繁殖型)の細胞をニジマス(多回繁殖型)に移植することでニジマスにキングサーモンの卵(イクラ)を繰り返し(6~7年)産ませることが出来るらしい。(5月25日新聞記事より)驚きと怖さを感じる技術(知能)ですね。

 

さて、今年も台風発生時期となりりましたが台風1号が5月に発生したのは2020年。今年例年に比べ若干遅いようです。

 

今日も5月とは思えない暑さです。熱中症にならないようにいつもよりゆっくりとぶら~り。

 

ミノムシの仲間? 2題

草むらの中に動くものが?枯葉のようなゴミが動いた。じっと静かに見守る。又動いた。中に虫が入ってる。クモの様に糸を引いている。オオミノガの幼虫のようだ。雌雄の区別は出来ないがこれから秋にかけて蓑の中での生活が始まるのだろう。

 

 

散歩に行くたびに探し続けたマダラマルハヒロズコガの幼虫の巣

長い名前だが同定に間違いなし。別名ツヅミミノムシ

この姿で冬を越し6~9月 に成虫になるようです。肉食でアリや死んだ昆虫を食べてるようです。

 

今日も会いました。サワラの樹皮にピッタリくっつき擬態するキハダカニグモ(同定に自信なし)

クモは生きてる昆虫のみを餌にします(麻酔をかけて体液を吸う)

 

こちらも幹に居たオナガバチの仲間でしょうか?同定は出来ませんが随分と長い尾を持ってます。

この尾は産卵管の様です。ハチの針は産卵管が変化したもの。だからこのハチは刺さないとか?

 

どこででも見られるオオバコ?いいえ、強そうで弱い草です。

背丈の高い草むらの中では生きてはいけません。反対に背丈の高い草が生息できない踏みつけの強い場所(人の通るあぜ道や車の通るわだ ちや運動場等)に生えます。

タイミングが良ければ1本の茎で4つの姿(蕾・雌花・雄花・種子)を見ることが出来ます。写真は2本一対

 

昭和の初めに南アメリカから観賞用に持ち込まれたトキワツユクサ(別名ノハカタカラクサ)

人の管理不十分(?)から野生化し今は要注意外来生物に指定されてしまったかわいそうな花。

今は特定外来種には指定されていないが時間の問題かな?園芸種の逸出には十分ご注意を!!

 

山の木陰に生えるフタリシズカですから2本の花穂が付けば良いのに3~5本も付く。

花は萼も花弁も無い最高の省資源型です。

 

ユリノキの花も可愛らしいが若葉も子供の半纏(祭りなどで着る和服)のよでかわいい。

 

台風1号が発生しました。幸いにして今回は上陸は免れそうですが台風シーズンで多発すれば上陸の可能性も高くなります。

地球温暖化では「発生個数は減少傾向になるが発生した台風は予想以上に強くなることが多い」らしく今後の気象予報には十分留意しなくては。