宮沢の森たより №140  2024-5-19 | 宮沢の森便り

宮沢の森便り

横浜市瀬谷区の住宅地の中に宮沢ふれあい樹林があります。
このふれあい樹林で緑豊かな心休まる素朴な香りが味わえる場を
守り育てる為の活動を行っているのが宮沢の森愛護会です。

ぶら~り観てある記

沖縄県がそろそろ梅雨入りとなり関東も間もなく「梅雨のはしり」とか。これからしばらくはじめじめとした蒸し暑い日々の連続。だけなら例年並み。今年はもしかしたら例年にない何かが起こるかも?海外の状況がそのまま日本でも発生すれば。豪雨か旱魃かそれとも猛暑日の連続か?

今日も娘からの写真を含めて(娘の写真は明記)

イタチハギ(マメ科)別名クロバナエンジュ

アメリカ原産で大正時代に渡来した新参者。花序がイタチのしっぽに似ているのでこの名が。

この花からとれる茶褐色の蜂蜜が「イタチハギ蜂蜜」として販売されているらしい。(娘撮影)

 

ヒメシロコブゾウムシ(ゾウムシ科)

口部が伸びているので甲虫の仲間の「ゾウムシ」

大型のゾウムシでヤツデやタラノキ等ウコギ科の植物で生活する(娘撮影)

 

白黒でパンダのような体つきのオジロアシナガゾウムシ。  一見、鳥の糞にも見えのは天敵である鳥から身を守るため(娘撮影)

 

いつもお世話になっている散歩道。緑のトンネルをゆっくりと歩くと・・・いや、急げないが本当かな?

 

時には階段を数回往復。衰えた足の復活にと。利くかな?

 

サワラの幹に張り付いたキハダエビグモかな?(同定に自信なし)木肌そっくりです。隠遁の術です

 

シダ植物のカニクサ。一枚の葉はどれですか?自然観察会の良いネタになります。

ツル状に伸びている根元から先端まで全部で一枚の葉です。

 

 

ブロックの隙間に定着した「ど根性オオキンケイギク」と言いたいところだがこの植物は

北アメリカ原産で1880年代に観賞用、緑化用として導入したのが全国に逸出。

繁殖力が強く生態系に大きな影響を与える植物として特定外来生物に指定され栽培、保管、運搬、販売、野外へ放つ事などが原則禁止されており違反すると罰則が科せられる事があります。

 

アワフキムシの幼虫  卵で越冬し春に幼虫になり泡の中で生活する。泡は排出物で作るが石鹸と似て壊れにくく外敵と乾燥から幼虫を守る。種類によって泡の中か外で成虫になります。

成虫はかわいいですよ。是非観察を。

 

青虫を捕えたアダンソンハエトリグモの♀。パッチリした眼と獲物を捕らえ自慢そうな姿がかわいい

 

入梅にも入らない昨日、すでに多くの地域で真夏日(30℃以上35℃以下)になったようです。

くどいようですがどうも今年の夏は予想外の気候になるような予感がしますがどうですか?

「備えあればうれいなし」心の準備と高温対策そして防災、今のうちに点検して置きましょう